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毎日新聞出版『サンデー毎日』で連載中の「会社の流儀」がWeb版で登場。中堅・中小企業の隠れた素顔や取り組みを紹介します。

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大迫電気 (シリーズNo.1611)

草創期から半導体業界を制御盤でサポート
目に見えない技術力を「カタチ」に

 
社内コンペから生まれた同社のロゴマーク

 大田区千鳥。大迫電気株式会社は、この閑静な住宅街の一角で意表を突くほどに先進的かつ世界有数の技術力を培いながら、半導体業界を静かにリードする「モノづくり」企業だ。
 1970年に大迫電気商会として創業した同社は、シーケンサーの頭角により電気業界が一変したといわれる90年に法人設立。業界に先駆けたタイミングで半導体製造装置の分野へシフトを図り、〝草創期〟からパソコンやデバイスの普及に象徴される半導体の発展とともに、同社の制御技術は著しく進化を遂げてきた。
「設立当初は世の中に『経験者』がいない状況。経験など無くても強い意欲があれば新しい技術力さえも身につく、という考え方は今の世代にも通じています」
 と話すのは、三代目として7月で就任9年目を迎えた田中芳尚社長。同社は制御盤に加えて、近年ではスマホの顔認識機能に必要な超性能レンズの製造など、最新鋭の分野も手がける。
 通常の発注数とは桁の違う大型案件に対し、同業10数社に協力を依頼した際、どの会社からもコストが合わず断られたという田中社長は、とんでもない技術力が同社に集約されていたことを改めて実感したという。

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サンテック (シリーズNo.1604)

メカ好き集まれ!藤枝市の高収益モノづくり企業


中西 孝 社長

 
 1992年4月、メカトロニクスを基軸とした自動化・省力化機械メーカーとして、㈱朋電舎の出資の元に設立された株式会社サンテック。26年を経た現在、顧客とともにロボットを利用したシステムを開発し、医薬・食品分野を始め、液晶パネル検査装置など、多分野の製造業に高精度のマテハン・搬送機器を提供し独自の地位を築いている。

 ODM受注を基本に「受けた仕事は最後までやり遂げる」姿勢を貫き、顧客第一主義の仕事振りが評価されてその信頼も厚く、継続受注が途切れないという。
 昨年8月、3代目代表に就任した中西孝社長は、
「当社は、設計から製造・現地据付・調整まで、モノづくりの全ての工程に携われる、機械いじりの好きな人には最適の職場です」
 と、参加者を歓迎する。
 会社紹介動画はホームページの採用情報サイトで見ることが出来る。  
【会社データ】
本社=静岡県藤枝市岡部町岡部1460―1
☎=054―667―4811
事業内容=各種省人・省力化機械設計・製造・据付等
http://www.sun-tech.co.jp

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東陽理化学 (シリーズNo.1586)

人と企業と環境に「調和」をもたらす
金属表面処理の技術革新コンサルタント

兼古 隆行 社長

 パソコンや携帯電話端末に留まらず、自動車、医療機器、玩具など様々な分野でIoT化が進み、需要拡大によって活況が続く半導体市場。東陽理化学株式会社はステンレスをはじめとする金属表面処理によって、次世代の半導体製造装置に欠かせない先鋭的な技術を提供している。

「『この技術を使った製品を』ではなく、お客様の『こういうことをしたい』というご要望にお応えする仕事がメインで、お客様が描くビジョンに対し、独自の技術と開発力を極限まで追求することが使命です」
 と語るのは二代目の兼古隆行社長。非鉄金属の加工において世界屈指の技術力を持つ株式会社東陽理化学研究所(新潟県燕市)を母体として設立した同社は以降、50年以上にわたってステンレスの表面処理加工で業界をリードしてきた。
 大手バルブメーカーと手を組み、25年前からいち早く半導体バルブの開発に着手してきた歴史を持つ同社。その立ち位置は金属処理業者の範疇を超えた「技術革新コンサルタント」ともいえる。
「金属表面処理は、いわば最終工程。その前にある機械加工や素材供給といった他のプロセスにおいて、業者をコントロールする役割も求められます」
 と、兼古社長は語る。

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テックメイク(シリーズNo.1584)

モノづくりの省人化をワンストップでサポート
〝新しい〟を極めるシステムインテグレーター


桑原 伸一郎 社長

 
 労働人口の減少を補う産業用ロボットの普及に期待が集まる中、ロボット装置の設計から組立・販売・アフターメンテナンスまでをワンストップで担う「システムインテグレーター」として製造現場の省力化に貢献しているのが株式会社テックメイクだ。

「従来は自動車の溶接や塗装といった、いわゆる『3K』の仕事を人間の代わりに行うロボットが主流でしたが、当社が提供しているのは〝完全に人の代わりになる〟ロボット。半導体製造やクリーンルームなど、全く文化が異なるモノづくりの現場で活躍しています」
 と話す桑原伸一郎社長は「社員1号」として同社に入社する以前、エンジニアとしてソフトウェア開発会社に勤務。半導体組立メーカーを脱サラして同社を創業した父君とのタッグが強みとなり、ハードとソフト双方に高いレベルの設計力が必要な、「システムインテグレーター」という唯一無二のポジションを確立した。
 1995年に半導体製造装置のカスタマイズ設計からスタートした同社。2000年代に入り、日本のモノづくりにもFA化の流れが加速する中で、半導体業界向けに垂直多関節ロボットを使うロボットセル生産ラインの製作を開始した。

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テクノテック (シリーズNo.1583)

洗濯機用防水パン・排水トラップで独壇場
世界を視野に5年後年商300億円目指す


木本 一也 社長

 集合住宅の各戸に必ず設置してある洗濯機置き場の防水パン。誰もが目にしているはずだが、あまり意識することのない縁の下の力持ちのような設備だ。その防水パンで、首都圏の新築マンションのトップシェアを握っているのが、1988年1月の設立で今年30周年を迎えた株式会社テクノテックだ。
 元々、㈱テクノアート美術研究所というデザイン会社として設立した同社は、バブル崩壊後の94年、現代表の木本一也社長就任と同時に現社名に変更。浮き沈みの激しいデザイン事業から、ニッチだが息の長い防水パンの製品開発という新分野に舵を切った。
 そのきっかけは、当時主流だったFRP製の防水パンは寒冷地では重さに耐え切れず割れてしまうという、ある大手住宅メーカーの開発部長からの相談だった。
 そこで木本社長は、再生ポリエチレンを使って従来品の弱点を克服し、なおかつコストを半減する製法を考案。製造法もプレス成型から量産の利く射出成型に移行することで瞬く間に防水パン市場を席巻。FRP製を製造していた住設メーカーの巻き返しもなく、各住宅メーカーやゼネコンからの受注が相次ぎ、国内トップシェアを獲得していく。

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