高い技術力で多機能な製品を開発パンチングメタル専業メーカー
木野 裕貴 社長 中澤 公伸 副社長「私たちが手掛けるパンチングメタルは、建築物の意匠として、一度は目したことがあるはずです。実は、そのデザイン性の高さ以外にも様々な機能を持たせることができます」 と、語るのはメタルテック株式会社の木野裕貴社長。 加工された金属の板は、マンションなどの階段や廊下の目隠しに使われる他どのくらいの割合で穴をあけるかという“開孔率”によって多彩な機能を発揮する。
例えば、オフィスビル・コンサート会場などでは天井・壁に使用することで、一定の周波数に合わせた共鳴条件を作り上げ、消音・吸音を効率的に行うことができるという。 また、通気性を生かして大型のコンピューター・サーバーの放熱・保護用パネルとして、さらに海外では強固な網戸代わりに用いられる等、好評を博している。「発電所や高速道路でも使われているんです。取引先も業種業界問わず多彩で、創業から現在まで1000社以上との取引実績があります」(木野社長) 同社は金網の卸売業者として1946年に創業。89年に茨城工場を開設、本格的にメーカーとして自社製品の生産を開始。 2015年から、東証一部上場の商社、阪和興業㈱の関連会社となり、調達力・資本力を生かして販路拡大を推し進めている。多品種少量生産に対応用途開発で需要を探る 同社が評価されているのは、培われてきた技術力の高さだ。通常使用されるパンチングメタルの開孔率は40~50%が多いが、それ以上となるとだんだんと脆くなり、平坦度を保つのが難しくなるという。「機械を導入すれば、穴を開けることはどこでもできます。しかし平坦度を保ちながら、多品種少量生産に対応するとなると、技術・コストの面で、やはり選んでいただけますね」 と、語るのは阪和興業㈱から出向の中澤公伸副社長。 シュリンクする国内鉄鋼需要に対して、メーカー機能を持ちながら、一歩先の細かな需要を取り込む戦略企業として、グループ内で大きな役割を担うという同社。この7月には、任意の金型をNC制御し、薄い鋼板を打抜加工できる新設備、タレットパンチプレスを導入。さらに多品種少量生産に対応していく構えだ。「今後も時代のニーズに合わせた技術向上を行っていきたいですね。例えば、自動車の軽量化などを見越した、より硬度の高い金属板の加工など新しい素材にも挑戦していきます。素材メーカー・商社と一丸となって、用途開発にも尽力して行きたいですね」(木野社長) 今回の掲載を機会に、新しい業種・業界とのコラボレーションにも今後期待をしている。本社=東京都墨田区緑4-29-9☎=03-3633-8541創業=1946年11月資本金=5000万円従業員数=59名事業内容=パンチングメタル及びエキスパンドメタル製造販売・金網仕入・販売http://www.metaltech.co.jp
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