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毎日新聞出版『サンデー毎日』で連載中の「会社の流儀」がWeb版で登場。中堅・中小企業の隠れた素顔や取り組みを紹介します。

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株式会社 京三運輸(第84回)

「一会の蕾を永遠の絆へ」
人と人とのつながりを届ける運送会社
 
蒔田 良夫社長

 日本三大酒処として名を馳せる京都・伏見。歴史あるこの地に根をおろし、半世紀以上もの間、ひたむきに真心を運び続けている企業がある。1963年創業の株式会社京三運輸蒔田良夫社長)だ。2年前に移転したばかりの白を基調とした社屋は、壁がガラス張りのため明るく互いの顔がよく見える。女性社員が働きやすいよう工夫が凝らされた清潔なオフィスだ。


 蒔田一会長が十数名の従業員と呉服の運送から始めた同社。現在は120名の従業員を抱え、全国の百貨店で開催される京都の物産展に関わる商品の配送をはじめ、全国で約1500社に及ぶ企業間の商品を毎日配送している。また、3年前から顧客企業と立ち上げたケミロジという物流会社では大学が使用する研究用試薬等の専用輸送を行い、同業他社とは一線を画す独自の道を歩んでいる。
 東京、千葉、静岡、愛知、岐阜、大阪と東海道を中心とした支店展開をしており主要都市間で小回りが利く。さらにあらゆる情報は京都本社で一元管理を行い、それを提供することも顧客から支持を得ている理由の一つだ。
「京都という土地柄もあり、老舗のお客様の高価で希少な商品を長年配送させていただいております。そのため荷物の扱い方への気配りであったり、トラックの停め方ひとつとっても細かいマナーや周囲への気遣いを大切にしています」と語る蒔田社長。
 20年前には冷蔵輸送サービスを業界に先駆けて導入したり、営業区域拡大のため土地購入に奔走したりと、社長就任前から経営者感覚を持ち辣腕をふるってきた。その行動力と先見の明が現在の同社を形作っているといえる。
「真剣に物流と向き合うことが大切です。9時に届けるといったら何があっても必ず9時に届ける。当たり前のことですが、その繰り返しが信頼を生みます」
 懇意にしている顧客から経営の原理原則を学んできたと蒔田社長は話す。「企業としての在り方や従業員への教育など、仕事の中でさりげなく示されてきたことは、まさに生きた教えです。様々な出会いの積み重ねがここまで私たちを導いてくれました」
 そんな同社のこれからについて尋ねると、「もちろんIT化も進めていますが、シンプルにできることはシンプルにやったほうがいいと思っています。例えばお客様から『いつ届くの?』と聞かれれば、貨物追跡システムに頼らずとも、ドライバーへの直接電話連絡を取る。そのほうが素早く的確にお答えすることができます。今後も過度なマニュアル化はせず、従業員一人ひとりが自分に何ができるのかを考えながらお客様と接してほしい」と話してくれた蒔田社長。
「むやみに事業を拡大するのではなく、地に足をつけてこつこつ励んでいきたい」―顧客からの信頼を糧に、日夜走り続けるその志に一点の曇りもない。

【会社データ(問い合わせ先)】
本社=京都市伏見区横大路下三栖南郷37番
☎=075―604―6556
資本金=1000万円
事業内容=一般貨物自動車運送事業、軽車両等運送事業、第一種運送事業
http://www.kyosan-unyu.co.jp

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