東洋内燃機工業社（シリーズNo.1269）

半世紀を超えて培われた
信頼と技術の産業機械整備


檜垣 隆三 社長

 「大型エンジンや大型機械の整備で68年以上実績を積み重ねてきました」
　と、語る株式会社東洋内燃機工業社の檜垣隆三社長。航空自衛隊や大手道路会社からの信頼も厚い同社だが、檜垣社長が就任する２００４年まで、同社の財務体質は不安定だったという。


　そこで、前職を退職し、奥方の父・柴田敬蔵氏が創業者である同社に入社。原価意識を全社員に徹底し、利益構造の明確化に尽力した。就任以来、現在まで単年黒字経営を継続している。
　また、少量生産のラインマーカー車など製品開発も行う。日々顧客から〝東洋の技術〞を頼りに依頼が舞い込むというのも驚きだ。
　整備士育成のために、現在も若者を積極的に採用・育成中だ。
「これからは整備の質が問われる時代。生き残りを図るためにさらに技術を高めたいですね」（檜垣社長）

【会社データ】
本社＝神奈川県川崎市宮前区神木本町２―20―１
☎＝０４４―８６６―８１７１
資本金＝３０００万円
創業＝１９４８年11月
事業内容＝発動発電機、建機等各種エンジンの整備
http://www.toyonainenki.co.jp