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毎日新聞出版『サンデー毎日』で連載中の「会社の流儀」がWeb版で登場。中堅・中小企業の隠れた素顔や取り組みを紹介します。

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エヌエフコーポレーション

コロナ対策も万全!中古ゴルフカートに
新たな命を吹き込むカートの総合プロデューサー
中西景久社長

「ゴルフカートはゴルフ場で乗るもの」とは誰が決めた?
 便利なものは違う場所でもどんどん有効に活用できるという発想の下、2006年10月に新感覚の「中古ゴルフカートの専門店」として設立されたのが、株式会社エヌエフコーポレーション(中西景久社長)である。
 設立以来14年を経て現在同社は、「ゴルフカートの総合プロデューサー」として、千葉工場と兵庫ヤードに常時500台以上の中古カートの在庫を有し、日本はもとより海外にも輸出ルートを確立、その活躍の場を拡大してきた。

 同社メカニックにより多彩な加工を施された中古ゴルフカートは、巨大商業施設や霊園・神社など駐車場から距離のある施設では高齢者や障害者の移動用に、テーマパークやリゾート施設では開放感を味わえる手軽な乗り物として、さらに工場などの生産現場ではAGV(無人搬送車)の代用として、様々な場面で重宝に使われている。

「飛沫感染防止カート」や
「ビバレッジカート」も

 一方今年は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、ゴルフ業界も数々のトーナメントが中止を余儀なくされるなど、大打撃を受けてきた。「ウィズコロナ」の新しい生活様式が浸透しつつある今同社では、いち早く感染拡大防止に全力を尽くし、新しい加工を施したゴルフカートをゴルフ業界に送り出している。
 1つ目は、「飛沫感染予防カート」。屋外スポーツとはいえ、カートに乗車して移動中は近距離での会話は避けられない。そこで、カートの座席に透明スクリーンを設置して飛沫感染をシャットアウト。これで心置きなく大声でゴルフ談議に花を咲かせられる。
 2つ目が、移動販売用の「ビバレッジカート」。これはカート後部にクーラーボックスや飲食物のショーケースを設置して、コース内を自在に移動して販売できるように加工したカート。コース途中の売店の利用中止やレストランの休業など、様々な不便があった頃から有効活用されて好評を得ている。手指のアルコール消毒で鉄製の手摺が錆びることが多いため、服や道具が汚れないようにアームレストカバーを装着するなど、現場の状況を熟知した同社ならではの工夫も満載だ。このカートはその便利さから、今では数々のイベント会場やグランピング施設、リゾート施設などでも活躍している。
 時代の流れに即対応し軽快なフットワークで新機軸を打ち出す同社は、今後も一層飛躍していくことだろう。

[会社データ]
本社=東京都千代田区神田紺屋町11岩田ビル7F
℡03-6206-9751
設立=2006年10月
資本金=1000万円
事業内容=中古ゴルフカートの買取・加工・販売・輸出等
https://www.nf-corporation.com

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