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会社の流儀BLOG

毎日新聞出版『サンデー毎日』で連載中の「会社の流儀」がWeb版で登場。中堅・中小企業の隠れた素顔や取り組みを紹介します。

ケミコート(シリーズNo.1404)

培った技術力でヒット商品が誕生
創業60周年の表面処理化学薬品メーカー


中川 完司 社長

 ホームセンターや通販で、「水だけで頑固な油汚れも簡単に落ちる」と話題を呼び、20年近くロングセラーを続ける「超電水クリーンシュ!シュ!」
 マスコミにも度々取り上げられるヒット商品を開発したのは、意外にもメーカー向け表面処理化学薬品の製造で今年60周年を迎える株式会社ケミコートだ。
「金属を塗装する前に使われる脱脂剤やリン酸亜鉛の表面処理剤などを主力商品としています。長年積み重ねてきた技術力で、お客様の要望に合わせた商品展開を行ってきました」
 と、語るのは同社の中川完司社長
 創業は1957年。造船に使われる金属の表面処理に、化学薬品を使用できないかと考えた初代社長・井坂宏氏が商社から独立し、立ち上げたのが始まりだ。


 以来、自動車や家電、建材などさまざまな工業製品の〝縁の下の力持ち〟として信頼を獲得してきた。
 4代目となる中川社長は、それまで同族経営だった同社初の社員からの生え抜き経営者だ。東京理科大学を卒業後、77年に入社。技術部に配属され、製品の改良・開発を20年近く担う。
「その際、開発責任者として携わったのが『超電水クリーンシュ!シュ!』です。消費者をターゲットとした製品は初めての試みで、当初経営陣はOEMでの生産を予定していました。しかし、そこで技術者としての血が騒ぎ、後輩と共に研究を繰り返し約1年。性能を飛躍的に向上させ、自社生産の現在の体制にこぎつけました。今思うと、本当にやりたいことをやらせてもらいましたね」(中川社長)
 電解アルカリイオン水で、薬品は不使用。除菌もできるとあって、乳幼児を育てる家庭にも好評。高い安全性と衛生が求められる交通機関の清掃や自動販売機のメンテナンスにも導入され、大手企業も採用している。
 開発業務を退いた後は、取締役として営業を担当。2004年、周囲に推されて代表取締役に就任した。現在は次世代を担う人材を育成しながら、さらなる発展に目を向けている。

5年後に向け構想中
求む!新たな開発者

 メーン商品の表面処理化学薬品、「超電水クリーンシュ!シュ!」、そして薬品を使用する際の表面処理設備の開発の3本柱を持つ同社が模索するのは次の一手。
「今後5年は国内需要で売上を維持できると考えていますが、その先は新しい展開が必要不可欠です。メーカーを追って海外進出をするか、技術力を転用し新たな消費者向け商品を開発するか、新事業を起こすか。現在構想中です。そんな挑戦を共にできる、若い人材の参加を求めています」
 と語る中川社長。
 自身の経験から「やりたいことができる、自由度の高い社風」であり、大手と異なり、若いうちから開発に携わることができるのも大きな魅力の一つだという。
 培われた技術を習得し、次のヒット商品を生み出すのは貴方かもしれない。

【会社データ】
本社=千葉県浦安市北栄 4―15―10
☎=047―381―7721
設立=1957年4月
資本金=9600万円
従業員数=70名
事業内容=化学工業薬品の製造販売、洗浄水の製造、表面処理設備設計製造
http://www.chemicoat.co.jp

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