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毎日新聞出版『サンデー毎日』で連載中の「会社の流儀」がWeb版で登場。中堅・中小企業の隠れた素顔や取り組みを紹介します。

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カナレ電気(シリーズ No.1711)

音響ケーブルの世界的ブランド「CANARE」
オールインワンで社会に存在価値のある製品を


 
大野 淳一郎 社長


 音響や放送に用いるケーブルの中で、日本のみならず海外のプロフェッショナルからも圧倒的な支持を集める「CANARE」製品。ファンの心を掴んで止まない世界トップクラスのブランドを支えているのは〝社会にとって存在価値のある〟モノづくりだ。
「ただ製品を作るだけでなく、お客様が見た時、触った時に『これだ!』と感じて頂けるかを常に意識しています。耐久性に優れ、使う人の手に馴染む品質の高さがプロの方々からの支持に繋がっているのでしょう」


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ヘルス&ウェルネスパートナーズ

「ナリネ菌」サプリメントの普及を基に新展開
酵素「玄米」+「ナリネ菌」のスティックを開発



綿貫 雅一 社長

 長寿の里「アルメニア」で1953年に発見され、65年以上の歴史と確かなエビデンスを持つ「ナリネ菌」。その「ナリネ菌」を主成分とする「ピュア・ナリネ」や21種類の果物の栄養素を配合した米国生まれの「フルーツマックス」など、年齢や体質に合わせて選択できる6種類のサプリメントの普及に当たってきたヘルス&ウェルネスパートナーズ株式会社がこの程、日本人には馴染の深い完全食に近い「玄米」と「ナリネ菌」をブレンドした「ナリネ玄米」スティックを開発した。


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スリーコール(シリーズ No.1710)

〝目に飛び込んでくる化〟がコスパを高める
即断・即決・即行動で成長するコールセンター



天野 利泰 社長


8000億円市場とも言われる「BPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)」業界。働き方改革による業務効率化の追求やECビジネスの発展を受け、さらなる市場規模の拡大が見込まれる中、コールセンター業界に彗星の如く現れた躍進企業がスリーコール株式会社だ。
「電話離れが進む一方で、プロのオペレーターに対する需要は確実にある。商品を持っているお客様の代わりに、その会社の『コールセンター部長』として今までに無かった価値を提供することが私たちの仕事です」
 と話す天野利泰社長は広島市から芸人を目指して上京後、派遣社員として大手司法書士事務所に勤務。派遣社員でありながら、「おかしい」と思ったことを直接上層部や社長に伝える姿が評価され、正社員に登用された。最後は局長にまで昇格した当時の経験が現在の社長業に生きているという。
「マネージメントだけでなく、現場のクッションにもなる組織の〝バランサー〟として多くのことを学びました。引退を表明した当時の社長から経営資源の一部を譲って頂き、当社を立ち上げたのです」(天野社長)
 かくして起業を果たしてから僅か2年。アウトバウンド(架電業務)とインバウンド(受電業務)の双方をワンストップで提供する同社の顧客数は実に200社を超える。この驚異的な営業力は天野社長、ただ一人で積み上げたものである。
「営業マンが私しかいないことで、現場で『即断・即決・即行動』ができる。訪問前からお客様のニーズを無意識にイメージし、その場で見積りも作成します」
 と語る天野社長。依頼の翌日から業務をスタートすることもあるという、圧倒的な機動力がクライアントの期待値を高めているのだ。


「小売業」の売上意識
文化形成で未来の礎を


 さらなる業績向上のため、天野社長は社員一人ひとりの売上やクライアント毎のコストパフォーマンスの可視化に取り組んでいる。その一つが「俺の株価」と題したインセンティブ一覧。毎日変動する各自の成果を「株価」で表し、モチベーション向上も促すシステムは、他社から「売って欲しい」との依頼もあるという。
「進めているのは『見える化』ではなく、『目に飛びこんでくる化』です。商品である『人』が、自身の人件費に対して135㌫以上の売上を出すコストパフォーマンスが大事。私たちの仕事は八百屋と同じく、収益を身近に感じられる『小売業』なのです」(天野社長)
 そして、この8月は前年同月比400㌫超という猛烈なスピードで売上を伸ばす同社は今、行動指針やクレドを作成中。「コミュニケーションを通じて新たな価値を創造する」を理念とし、子会社2社を含むグループの礎を築くために新たな文化形成を進めているのだ。
 将来の年商100億円を目指す天野社長は、クライアントの痒い所に届くサービスを徹底するため、社員間における「親切心」の向上にも期待を寄せる。


【会社データ】
本社=東京都新宿区山吹町4―7 新宿山吹町ビル5F
☎=03―5656―7011
設立=2017年4月
事業内容=コールセンター事業(インバウンド/アウトバウンド)、業務コンサルティング、教育事業
https://www.three-call.com

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半田工業所(シリーズ No.1709)

兄弟二人三脚で「次の50年」を先導する
〝基礎を固く〟業績を伸ばす鉄骨工事会社



半田 光 社長



半田 昌巳 常務

 
 中小企業が直面する大きなテーマ「事業承継」。静岡県富士市に敷地約5千平米の本社工場を構える株式会社半田工業所は、今年で設立55年を迎える。半田光社長が2代目として就任したのは、先代が逝去した2010年のことだ。
「創業者である先代社長は私の祖父にあたります。父は私が中学生の時、既に亡くなっており、会社を継ぐのは私しかいませんでした」
 と話す半田社長は、当時33歳。これまで実績を残してくれた先輩社員である従業員と、その家族の生活を思うと「この会社をなくすことはとても考えられなかった」と振り返る。


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外装専科(No.1708)

全国の管理組合から信頼を集める
マンション大規模修繕の駆け込み寺


代表取締役会長 伊藤 洋之輔


私たちの毎日の暮らしを風雨から守ってくれる大切な住まい。マンションの大規模修繕工事は、単に美観保持を目的とするのではなく、経年による建物の劣化やそこから生じる不具合の発生を防止し、安全・安心な住環境を整備すると共に、大切な財産である建物の資産価値の維持を目的として管理組合を中心に、長期修繕計画に基づき実施され、その費用は、区分所有者から集めた修繕積立金で賄われる。


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