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会社の流儀BLOG

毎日新聞出版『サンデー毎日』で連載中の「会社の流儀」がWeb版で登場。中堅・中小企業の隠れた素顔や取り組みを紹介します。

株式会社 タンガロイ(第66回)

超硬合金のパイオニアカンパニー
IMCグループとして福島から世界へ!

木下 聡 社長

 1929年、日本で初めて超硬合金の開発に成功し、34年に特殊合金工具㈱として創業された株式会社タンガロイ。以来約80年、自動車や電化製品、工作機械、小型部品、重工業、さらに航空宇宙関連まで、あらゆるモノ作りに欠かせない金属を「切る」「削る」「穴をあける」際に使われる切削工具の開発から製造、販売までを一貫して行っている。


 粉末冶金技術を根幹とした応用製品も手掛ける同社。ダンプ・トラックのクラッチ板(摩擦材料)やボールペンの先に使われる耐摩耗製品、海ほたるを掘った掘削機の刃先に使われた土木建築工具なども揃えている。
「一般の方は目にしない製品ですが、自動車やスマートフォンを安く購入するためには、メーカーが生産効率を高めることが必須。当社はそんなメーカーの生産効率を高め、最終的に消費者に安くて良い商品を届けることが使命です」
 こう語るのは、88年同社に入社し、長年材料開発に従事した後、2014年社長に就任した木下聡社長だ。
 国内のみならず海外からも高い評価を集める同社。世界に23社の現地法人を構え、海外売上比率は65%を超えているという。08年にはウォーレン・バフェット氏率いるバークシャー・ハサウェイ社保有の世界屈指の金属加工会社IMCグループの一員となり、さらなる海外展開を推進している。
「世界でも競争の激しい業界ですが、IMCグループのマーケティング力を活かし世界中から情報を得ることで、時代のニーズを先行した新製品を年間25~30件開発しています。それに伴う開発投資とともに、増産投資にも舵を切り始めました」
 10年には本社機能をメイン工場のある福島県いわき市に移転。製造・研究開発・マーケティングが一体となり、コミュニケーションを深めながらの業務を可能にした。
「日本の技術力をいわきから世界へ発信させたい。そのためのさらなる技術力向上に向け、創業以来の精神である『公平・正直』を引き継ぎながら、年齢や役職で仕事をしないよう、積極的に誰でも仕事への発言をできる体制を整えています。若い人にもチャンスがあり、自由な発想が生まれるフラットな職場環境です」
 と語る木下社長も、社員からは「社長」ではなく、「さん」付けで呼ばれている。それは社長のみならず役員や部長にも反映させているという。さらに知的生産性を高めるための社員教育にも注力する同社。営業職も技術者だが、機械加工プログラミングや図面作成など、さらなる深い技術提供を実施するため、昨年から毛色を変えたロールプレイングでの教育なども行っている。
「技術オリエンテッドの会社なので、今後も技術力を武器にモノ作りに貢献します。また、自社制作の製品案内やマーケティング力など各部門での世界一を目指し、まずは当社のファンを増やしていきたいですね」           

【会社データ(問い合わせ先)】
本社=福島県いわき市好間工業団地11―1
☎=0246―36―8501
創業=1934年12月
設立=1950年2月
資本金=80億円
事業内容=金属加工用切削工具や粉末冶金製品などの開発・製造・販売
http://www.tungaloy.co.jp

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