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毎日新聞出版『サンデー毎日』で連載中の「会社の流儀」がWeb版で登場。中堅・中小企業の隠れた素顔や取り組みを紹介します。

エスケイメカニクス (No.1770)

有機EL向けなど大型・高精度部品加工に強み
「挨拶」の励行と報奨制度導入で高まる一体感



指田渡社長


 埼玉県入間市にある精密機械部品加工会社、株式会社エスケイメカニクスの本社・工場を訪れると、事務スタッフのみならず現場の技術者達も気持ちの良い挨拶で出迎えてくれた。マザック社製の大型加工機械が立ち並ぶ工場の床も清潔に清掃されており、高品質の加工部品はこうした環境からこそ生産されるものだと感心させられた。
 1991年10月、現社長の祖父と父君とで設立された同社の経営のバトンは30年目の現在、3代目の指田渡社長に引き継がれている。


 85年生まれの指田社長は高校時代、東海大菅生高校野球部で厳しい練習に耐え、甲子園を目指した元高校球児。北海道東海大学旭川キャンパスでも野球部に所属し、野球漬けの青春時代を過ごした。
 大学卒業後の2007年4月、同社に入社した指田社長は2年間の製造職勤務、1年間の営業職勤務の後、取引先の板金工場の溶接工として2年間出向。そこで、当時凄腕の溶接工だった現在の細君との出会いを契機に仕事に目覚め、同社復帰後には志願して生産現場で勤務してきた。
 14年に副社長に就任すると、挨拶の励行や社内・工場内の清掃の徹底など、規律ある行動様式を根付かせる社内改革を推進した。その間自ら、地獄の猛特訓で名高い管理者養成学校の訓練を受けるなど、自分にも厳格な規律を課してきた。
 そして18年12月、父君が55歳を迎えると同時に33歳で社長に就任。以来、各部門に対して目標を達成した翌月に「売上奨励金」を支給する制度や、改善提案を全社に募り、採用された提案には件数に応じてその月に「報奨金」を支給する制度など、モチベーションを高める施策を導入。指田社長弱冠35歳の今、社内の一体感は益々高まっている。

充実度を増すベトナム工場
万全の生産保管体制を構築


「意欲のある若手社員を敢えて責任の重い職長に抜擢するなど、ベテランから若手への技術継承を促進し、引き続き『顧客の要望を断らない』姿勢を貫いていける、新しい時代に対応する体制を整備していきたい」
 と指田社長が語るように、同社は既に見積りから受注・生産・納品・在庫管理業務等を一元管理する、独自の受注管理システムを構築。並み居る半導体関連大手企業の要望に迅速に応えられる体制を整えている。
 一方同社では、先代社長の当時から毎年2名のベトナム人技能実習生を受け入れている。12年2月には、3年間の研修期間を終えて帰国したベトナム人を中心に、ベトナム工場を設立。量産品の製造から始めて実力を蓄え、現在では日本品質を体得し、日本語を理解する研修経験者達が主体となって運営する、ベトナム有数の技術を有する注目企業に成長している。
 ベトナム工場との相互補完体制で、日本のモノづくりを支える同社の今後の活躍に期待したい。


[会社データ]
本社=埼玉県入間市狭山台4-17-16
℡04-2935-0333
設立=1991年10月
資本金=2000万円
社員数=63名
事業内容=精密機械部品の製造、完成品の組立等
http://www.skmek.com

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