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毎日新聞出版『サンデー毎日』で連載中の「会社の流儀」がWeb版で登場。中堅・中小企業の隠れた素顔や取り組みを紹介します。

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小林機械 (シリーズNo.1784)

「信頼」という無形財産を積み上げて30年
若者たちが輝きを放つ中古機械卸売会社




小林 良文 社長


 中古工作機械の卸売業者として日本のモノづくりを支え、今年で創業30年目を迎えた株式会社小林機械。常に顧客目線に立ち、「信頼」を積み上げ続ける背景にはベテラン職人に引けを取らない技術を持つ若き社員たちの奮闘がある。
「信頼という『無形財産』を守り続けるために、今ではほとんどの機械を自社で直せるところまで技術を伸ばしてきました。その技術を担っているのは20代を中心とする若者たちです」
 と話す小林良文社長は高校卒業後、父君が地元の大阪・堺市で営む機械商社に就職。その後、独立への思いを実現すべく、自身も21歳という若さで単身群馬にわたって同社を設立した。


平均年齢29歳という同社で技術部門の教育を担当するのが40歳の武藤主任。師と仰ぐ平野氏59歳とともに一切の妥協を許さない指導を行うだけでなく、自身は日本で数少ない「きさげ」職人として、あらゆる機械の完全な精度復帰を目指して匠の技を磨いている。
「理想の精度に仕上げた時の達成感と納品したお客様に喜んで頂いた時の充実感は何事にも代えられない。機械に魂を込め、命を吹き込んでいます」(武藤主任)
 工具部門を取りまとめる中村班長は27歳。多種多彩な工具を細部まで知り尽くし、顧客ニーズに最適な商品をチョイスする若きリーダーに対し、営業部門など社内からの信頼も厚い。
「機械より単価は低い工具ですが、ここまでお客様に喜ばれる仕事はないと思います。今ではお気に入りのメーカーもできました」
 と話す中村班長はメインの機械ではないために中古品に触手が伸び難い測定器についても、「校正すれば新品同と同じ働きをする」と顧客に説明しているという。

IT化を支える「頭脳」
仕事が好きになる教育

 また、小林社長が力を入れてきたIT化の全権を任されている、同社の「頭脳」が谷中係長34歳。蓄積するビッグデータの〝見える化〟で潜在ニーズの発掘や提案力強化を促している。
「全ての案件を見える化することで問い合わせへのクイックレスポンスや在庫管理、機械の状態の把握が瞬時にできる。部下が困っていることもわかります」 
と話す谷中係長。案件番号で顧客と情報を共有する一元化システムを確立した。 
 他にも、運搬を担う子会社の㈱KBKでは何㌧もの重量機械を一度バラバ ラにするところから、現場での搬入、組み上げ、据付までを手際良く行う。極めて高度な技術を披露する若者たちの姿は、顧客から驚きの声が上がるほどだ。
「当社の社員は日本の製造業を豊かにする仕事であると理解している。若い子たちが仕事を好きになれば当社の発展と顧客の利益にも繋がります」
 と話す小林社長は中古品のイメージアップにも尽力する。だから間違ったものは売れない――。モノづくりの次代を担う若者たちの真剣な眼差しと笑顔に出会い、筆者も元気をもらった。


【会社データ】
本社=群馬県館林市赤生田本町3831―2
☎=0276―74―4406
創立=1991年1月
従業員数=60名
売上高=40億円
事業内容=新品・中古工作機械・工具等の販売及び買取・修理など
http://www.kkmt.co.jp

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