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毎日新聞出版『サンデー毎日』で連載中の「会社の流儀」がWeb版で登場。中堅・中小企業の隠れた素顔や取り組みを紹介します。

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京阪久宝(シリーズNo.1780)

人材育成で100年企業のベースを作る
新たなチェーンサービスに挑む物流会社


中西 義彦 社長


 大手産業機械メーカーのサービス部品を中心に、トラック輸送や庫内オペレーションなどトータルな物流業務を担う京阪久宝株式会社。今年で創業65周年を迎える業歴の中で培ってきた信頼と、「誠実」という企業理念を守りながら、4年前に就任した中西義彦社長は大規模な変革にチャレンジしている。
「景気の影響を受けにくいサービス部品を主に取り扱い、お客様との強固な信頼関係を築いてきた当社は安定しています。しかし、安定し過ぎて失っているものも多いのではないか――。今はお客様や先輩たちが作って来た流れに乗るだけで舵もエンジンも持っていません。これでは自力で大海を泳ぐことはできない。100年企業を目指すためには変わること、武器を持つことが重要だと思います」


 と語る中西社長が同社を〝変える〟べく、最も力を注ぐのが人材教育。体系的な教育を施すために社員の数も増やし、知識や技術だけでなく、マインド育成教育で意識改革も進める。
 同社には日本ロジスティクスシステム協会が認定する物流のスペシャリスト「物流技術管理士」も1名在籍。中西社長は資格取得を促した狙いを「技術はもちろん、半年にも及ぶ研修期間に他業種から参加する受講者と出会い、人脈を作れば刺激になる」と語る。
 また、16年前に入社するまで建築業界に従事していた中西社長は社長室を無くし、部署間のコミュニケーションを活発にするオープンな空間へとオフィスをリニューアル。新たな人事制度や評価基準も導入し、社員一人ひとりがより成長し、豊かな人生を送れる環境づくりを進めている。

成長のステージを作る
空間事業の新会社設立

 ホールディングス化も実現し、将来は各業務を分社化してカンパニー制度の導入も視野に入れているという中西社長は、これまでも機械部品のアッセンブリなど、敢えて「運ばない」をテーマにした事業にも挑戦。得意分野である物流を起点に新たなチェーンサービスの確立を図り、さらに人材教育を強化する。
「現場レベルで成長のステージを作り、勉強したことを活かせる場面を数多く作らなければなりません。私は人を残したい。企業内起業をする人材が出てくれば嬉しいですね。そのための新たな社内スローガンとして『絆(つな)ぐ』を制定し、皆の気持ちを合わせるようにしました」(中西社長)
M&Aで地域密着の物流会社とソフトウェア開発会社を傘下に入れた同社は今年2月、「空間を利用する」をコンセプトに空間プロデュース事業を行う新会社、ネクストベース㈱を群馬県伊勢崎市に設立。「託児所を作りたい」など、社員からも意見が出てきた今後について中西社長は語る。
「ようやく一歩進むきっかけを作っただけ。これからも物流事業を守り、レベルを上げていきながら、新しいサービスを絆いで強化していこうと思います」

【会社データ】
本社=大阪府堺市美原区小寺413―1
☎=072―362―3661
創業=1955年2月
従業員数=278名
売上高=30億円
事業内容=トラック輸送、物流センター業務、庫内オペレーション、物流コンサルティングなど
http://kei-kyu.co.jp

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