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毎日新聞出版『サンデー毎日』で連載中の「会社の流儀」がWeb版で登場。中堅・中小企業の隠れた素顔や取り組みを紹介します。

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八王子交通事業(シリーズNo.1345)

創業75年の老舗タクシー会社
地元に根差した公共交通の一翼を担う


下田 直啓 社長

 東京郊外、八王子市を中心に南多摩地域でタクシー・ハイヤー事業を営む八王子交通事業株式会社(下田直啓社長)は、1941年(昭和16年)3月、戦時色の濃厚な時代背景の下、国命に従い市内のタクシー会社3社が合同して発足、今年で創業75年の八王子初の法人タクシー会社だ。


 戦時中の車両供出やガソリン不足、45年(昭和20年)8月2日の八王子大空襲では社屋や営業車両ほとんどを焼失するなど様々な困難を乗り越えてきた。戦後ほぼゼロからの再起で地域密着のタクシー会社として今日まで着実な事業展開を積み、現在はタクシー・ハイヤー・ジャンボタクシーの営業車両を市内最大の90台所有する。さらに、八王子近郊24カ所に待機所を設置して迅速な配車を実現し、南多摩地域を営業エリアに市民の足として公共交通の一翼を担っている。
 下田社長は言う。
「当社の強みは、長年地元に根差してきたこと。顔馴染みのお客様も多く、『酔って眠ってしまったけど気づいたら家の前に着いていた』と喜んでいただいたこともあります」
 八王子駅前の一等地に自社ビルを構える同社は、地域貢献の一環として14年前から地元デイサービス施設の送迎に6台のタクシーで当たっている。送迎バスでの不自由に比べて移動時間が大幅に短縮されたと、利用者から好評を得ている。

新たな人材を育成
地域社会に貢献する企業へ

 一方、時代の変遷と共に、近年タクシー業界おいてもドライバーの高齢化と人手不足が問題となっている。
「一般的に勤務時間が長くキツイと思われているタクシーの仕事ですが、実はワークライフバランスに優れた仕事であることをもっと知ってもらいたい。特に若い人にも」(下田社長)
 同社の勤務体系は5日間を1サイクルとして1日目は午前8時から翌午前2時まで勤務。2日目は休養、3日目は1日目と同様の勤務、4日目は再び休養となり5日目は完全休日。これを繰り返すので1カ月当たりの勤務日数は12日となる。
「実は他の仕事に比べて自由に使える時間が多いのです。介護や育児など家庭の事情を抱えた人や、音楽や演劇の道を志す人、もっと趣味に取り組みたい人など仕事と生活を両立したいという人には働きやすい仕事なのです。事情によっては勤務時間や体系の相談にも応じています」(下田社長)
 また、同社の業務は駅待ちと無線配車がほとんど。流しでお客を探す必要がなく、東京4社チケットをはじめ多くのタクシーチケットと提携、チケット利用のお客様をお断りする心配もない安定的な環境だと言う。
 養成制度や福利厚生も充実。社内では野球やゴルフ、釣り、写真などクラブ活動も盛んなど、明るく風通しの良い社風だ。 
「高齢化社会にあって、タクシーの役割はさらに大きくなる。それを支える人材を大歓迎しています」
 と下田社長は語る。

【会社データ】
本社=東京都八王子市旭町1-4
☎=042-642-2044
設立=1941年3月
資本金=1000万円
従業員数=178名
事業内容=タクシー・ハイヤー事業、車検・整備、不動産事業
http://www.hachioji-kotsu.co.jp

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