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会社の流儀BLOG

毎日新聞出版『サンデー毎日』で連載中の「会社の流儀」がWeb版で登場。中堅・中小企業の隠れた素顔や取り組みを紹介します。

芳賀建材工業(シリーズNo.1292)

玉川地域に根差した生コン工場として55年
「仕事を絶対に断らない」JIS認証登録工場

芳賀 孝社長

 東急線・二子玉川駅から徒歩10分。商店街の只中に芳賀建材工業株式会社芳賀孝社長)の生コン製造工場はある。赤・黄・緑のストライプが鮮やかなミキサー車や砂利・砂を積んだダンプが引っ切り無しに出入りする道路面の工場入口は、常に水が撒かれ清潔さが保たれている。

 1951年4月、山形県出身の先代社長が砂利・砂販売業として創業し、60年6月に法人設立した同社。67年に生コン製造に乗り出し、77年には先代急逝とともにその子息である芳賀孝社長が経営を引き継いだ。芳賀社長35歳の時だ。


 以来、オイルショック、バブル崩壊、リーマンショックの3度の危機を乗り越え、現在ではミキサー車を3㌧・3台、8㌧・20台の合計23台自社保有するまでに成長した。
 生コンは、製造時点から使用される現場に荷下ろしされるまで、夏場で60分、冬場で90分以内という時間的制約があるため、市街地の工事現場に生コンを運ぶ際、生コン工場は市街地に立地している必要がある。
 それだけに同社は近隣への配慮を怠らない。操業時間は繁忙時でも7時30分~17時30分に限り、駅前から工場までの道路は常に清掃。芳賀社長は玉川町会の会長を12年以上務め、今では月のうち20日程度は町会の仕事に携わる。その甲斐あって近隣との関係も良く、生コン工場の必要性も理解されるよう努めている。
 一方業務においては「小さい仕事も大きい仕事も絶対断らない」という姿勢を貫いている。一般に言う生コンは専門的には「レディーミクストコンクリート」と呼ばれ、「整備されたコンクリート製造設備を持つ工場から、荷下ろし時点における品質を指定して購入できるフレッシュコンクリート」と定義されている。同社では要求に沿った生コンを1立米から対応。道幅の狭い街中の狭小地にも生コンを運ぶため、小型3㌧車も駆使してきめ細かい要望に応えている。
 太平洋セメントの特約店としてJISマーク表示認定工場を取得している同社は、コンクリート技術の進歩にも対応し、様々な混合比の生コンを要求通りに出荷。品質検査員もベテラン3名を擁し、万全の品質管理体制を築いている。

父・兄・弟のトロイカ体制で
事業承継も万全

 社長就任以来、厳しい時もボーナス支給を欠かしたことがないという芳賀社長。若手からベテランまで38名の社員はすべてプロパー社員で、ドライバーから始めて製造部門、品質管理部門へと経験に応じた昇格の道が用意されている。
「ドライバー1人1人が営業マン」と考える同社は、礼儀・礼節を徹底、荷下ろし先の現場でも同社のドライバーの評判は良いという。
 営業本部長の芳賀章専務と業務本部長の芳賀優専務が脇を固める同社。オリンピック開幕に向けて明るい展望が開けている。 

【会社データ】
本社=東京都世田谷区玉川3-38-8
☎=03-3708-1133
設立=1960年6月

資本金=3100万円
社員数=38名
売上高=16億5000万円
事業内容=レディーミクストコンクリート製造・販売

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