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毎日新聞出版『サンデー毎日』で連載中の「会社の流儀」がWeb版で登場。中堅・中小企業の隠れた素顔や取り組みを紹介します。

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専門学校ニホン国際ITカレッジ (特別企画)

外国人留学生に特化した
IT技術の専門学校

店橋 純子 校長 

 
 少子高齢化による人材不足の問題が顕在化する昨今。様々な業界で外国人技術者・労働者へのニーズが高まっている。そうした中、外国人留学生に特化したIT技術者の養成に注力するのが、千葉県松戸市の専門学校ニホン国際ITカレッジ店橋純子校長)だ。

 1985年設立の同校は、未だIT黎明期の当時、いち早くその将来性を見出し、システム開発やプログラミングなどの技術者を養成、多くの人材を輩出してきた。
 現在、同校では技術を習得し日本での就職を希望する留学生を対象とした国際IT科を設置。中国・ベトナム・スリランカ・ネパール・バングラデシュ・モンゴル・ミャンマーなど10ヶ国300人の留学生が在学している。母国での12年以上の学校教育修了と、日本語学校での6カ月以上の在籍などが出願の条件だ。


「学生第一主義」を合言葉とする同校では、一般企業等での実務経験豊富な教員による指導の下、パソコン操作の基礎から、プログラミングの基本となるC言語・Javaの学習、さらにネットワーク・データベース・Web制作等の技術を習得。卒業までに国家資格・ベンダー資格等を取得し、システムエンジニアやネットワークエンジニア、プログラマなどIT技術のスペシャリストを目指す。
 また日本語教育にも重点を置き、日本語能力試験でN2取得を目標としている。
 同校の教育の特徴は、日本とは異なる文化や習慣、非漢字圏を含む多様な言語で育った学生達への親身の指導だ。日本語で行われる授業では、各教員がそれぞれ工夫を凝らしたオリジナルのテキストを作成。イラストを多用するなど、学生の理解度の向上を図る。さらに、生徒一人ひとりにノートパソコンを貸与するなど学ぶ環境は整っている。
 学生の生活指導にも注力する。登校時には教職員が玄関に立ち、挨拶の励行を指導。時間に正確な日本の生活習慣に慣れるため、タイムカードで出欠を管理し、タイムカードに「遅刻」や「休み」が印字されることで、生徒自身の時間を守る意識の醸成を促している。
 また、毎年家庭訪問を実施。2日続けて休めば必ず自宅を訪ねるなど、常に学生一人ひとりの生活状況を把握、全教職員が24時間体制で学生を見守っている。
 店橋校長自らも学生の母国を訪れ、学生の親族と直接交流を図る母師会の開催など、学生に寄り添った教育を実践している。
「高いスキルのIT技術者を養成し、企業へ送り出すのが私たちの使命です。卒業後も就職するまで責任を持って見守ります」
 と店橋校長の言葉は、優しく力強い。     

【学校データ(問い合わせ先)】
所在地=千葉県松戸市小金59
☎=047―343―1110
設立=1985年
学生数=300名
http://www.jiit.ac.jp

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