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毎日新聞出版『サンデー毎日』で連載中の「会社の流儀」がWeb版で登場。中堅・中小企業の隠れた素顔や取り組みを紹介します。

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相馬輸送(シリーズNo.1421)

徹底改革で会社と社員を守る
成長続ける24時間体制の運送会社


髙橋 至 社長

 コンビニやスーパーなどに並ぶ食料品は、深夜私たちの寝ている間に産地・メーカーから運ばれている。そんな24時間体制の物流システムや流通網が発達した現在でも、それらを支えるのは、ドライバー一人ひとりだ。
 今年で創業41周年を迎える株式会社相馬輸送は、トラック153台、従業員数180名を擁し、急速に成長を遂げる運送会社。その旗振りを務めたのが、髙橋至社長だ。

「長年勤めた大手運送会社を、自分の夢のために辞めた際、付き合いのあったこの会社に挨拶に訪れ、2代目の社長が倒れたことを知りました。その時、3代目の社長から入社の依頼を受け、一度は断りましたが、会社の再建と従業員のため、入社を決意しました」
 と、髙橋社長。
 2013年の入社当時、数億円の負債があったという同社。まさに火中の栗を拾うような決断で、髙橋社長が会社に提示した条件は、肩書でも給与の保証でもなく、立て直しのために“言いたいことを言わせてもらう”ことだった。
 すでに160台以上あったトラックの稼働を見直し、一部のトラックを売却して維持費の削減を図り、夜間の輸送を増やして稼働率を上げるなど業務の見直しを実施。また、ドライバーの教育も、事故の疑似体験を取り入れた安全管理の徹底や、エコドライブ推進による燃費改善効果の算出を具体的に指導するなど、本質的な理解を促す改革を実施。
「入社当時は、完全にアウェーの環境でした。役員会議や経営会議でも経営陣と衝突しながら、自分もドライバーとして深夜輸送をこなすなど、会社内外を見て24時間働いていましたね。『必ずここを再建させる』と覚悟していましたから」
 と、語る髙橋社長の改革が、目に見えて数字に表れてきたのは入社から2年目の後半のこと。
 2015年4月には代表取締役に就任。その後も採算の取れない仕事の見直しや運賃交渉、協力会社の拡大など、経営体質の改善に尽力し、売上・利益共に大きく成長を遂げた。
 
冷凍・冷蔵輸送が強み
売上30億円を目指す

 現在売上比率では冷凍・冷蔵輸送が6割、ドライと言われる一般輸送が4割となっているが、仕事の依頼は多く、それを全て取り込むための体力をつけていくことが今後重要となる。
「業界全体での問題ではありますが、何より一番の課題となってくるのは人手不足の問題です。さらなる労務改善と売上拡大の両方を目指すには、新たな事業への展開も考えなくてはいけません。倉庫業の受注拡大や、軽車両での宅配事業を立ち上げたりして、定年後の再雇用の受け皿とするなど、構想はあります。まだ道半ばで、今後も改革を力強く推進していきたい」
 と、髙橋社長は語る。
 5年以内には、売上30億円台を目指す方針だ。

【会社データ】
本社=埼玉県所沢市坂ノ下1090
☎=04-2945-1831
設立=1977年4月
資本金=3000万円
従業員数=180名
事業内容=一般貨物自動車運送業・倉庫業
http://www.somaexpress.co.jp

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