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毎日新聞出版『サンデー毎日』で連載中の「会社の流儀」がWeb版で登場。中堅・中小企業の隠れた素顔や取り組みを紹介します。

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ティアラ(シリーズNo.1254)

通販サイトで話題の花粉対策グッズ
宝飾品メーカープロデュースの「微電なごみ」

小野寺 秀一社長

花粉が猛威を振るうこの時季、街中至る所でマスクを着用している人を見かけるが、鼻詰まりや薬の副作用などに苦しむ人も多いのではないだろうか。
 そんな中、新たな花粉対策グッズとして登場し、インターネット通販サイト「楽天市場」の健康グッズ部門でデイリーランキング第1位を度々獲得しているのが「微電なごみ」だ。


「微電なごみ」は長さ約12㌢、重さ約20㌘とコンパクトで、ボールペンのようなスティック型で手にも馴染みやすい。「和」をモチーフにした同製品は「瑠璃色」「紅紫色」といった10色の和柄と20種類の江戸切子を彷彿とさせるレトロデザインでバリエーションも豊富だ。
 また、上部には約8㍉のジルコニアを石留めし、ソーラーパネルを内蔵。太陽光や室内の蛍光灯の光で微電流を得るという手軽さも併せ持つ。先端部分は純チタン製で、金属アレルギーの人でも安心して使用できる。
 使用方法は、毎日数回、5秒間ほど先端部分をノーズサイドに当てるだけ。ソーラーパネルからの微弱電流が先端部分に発生し、肌に触れても痛みは伴わない。
 名入れサービスも実施しており、オリジナル「微電なごみ」として半永久的に使える点も人気の理由だ。今季は2000本の販売を見込んでいるという。
「昨年末の販売開始以来、返品は一度もありません。これも納得して使用していただいている証だと自負しています。ご自身で使用して、友人や家族へのプレゼントとして購入するリピーターも多いですね」
 と、「微電なごみ」の開発者である株式会社ティアラ小野寺秀一社長は語る。

宝飾技術を健康グッズにプラス
唯一無二のモノづくりを次代へ

 1970年代に宝飾業界に飛び込んで以来、40年余宝飾品の開発や試作に携わってきた小野寺社長。1990年に同社を設立し、「ベビーリング」「Love growring」などのユニークな商品を開発しながら、宝飾の技術を応用した健康グッズの企画・開発も手掛けてきた。価格競争に陥ることのないよう綿密に販売戦略を立て、適正価格で販売したマイナスイオンネックレスはロングセラー商品となった。
「微電なごみ」誕生のきっかけは約5年前。未来医学財団理事長の山野井昇氏からの提案により、ソーラーパネルを利用したペンダント等の企画から始まった。 サイズ感やカラーバリエーションは女性社員の意見も採用。色味に適したデザインや石留めなど、長年培ってきた宝飾技術を活かし、細部にまでこだわっている。微弱電流治療器からもヒントを得て構想から約1年間、度重なる試作を経て販売が実現した自信作だ。
「商品がひとり歩きして売れるような、唯一無二のモノづくりを生涯現役で続けていきたい。技術者の育成にも励み、宝飾技術を次代に残すことで業界の健全な発展に貢献していきたいですね」(小野寺社長)

【会社データ】
本社=東京都練馬区豊玉北4―20―3
☎=0120―23―8810
設立=1990年1月

事業内容=OEM貴金属製造、健康関連商品開発製造卸販売
http://www.rakuten.ne.jp/gold/lien-tiara

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