直感的可視化ツール「Tableau」で実戦レベルの「見える化」を実現
柳瀬 隆志 社長
「データをため込むことが仕事ではありません。それらの資源を『どう分析し次の一手とするのか』が企業の未来を作ると思っています」と話すのは、北部九州でホームセンター・グッデイを63店舗展開する嘉穂無線ホールディングス株式会社の柳瀬隆志社長。 コンピュータの計算能力やデータ保管容量が圧倒的に低コストになり、大がかりなデータ解析が誰でも簡単にできる時代になった。言い換えれば、知っているか知らないかで大きな差がつく時代ともいえるだろう。同社では昨年、全世界で5万社以上に導入されているセルフサービスBIツール「Tableau」とアライアンスパートナー契約を締結。 では具体的に何ができるのか。グッデイ園芸コーナーでの一例を見てみよう。
数年分のPOSデータや気温、日照時間等の要因を入れて、それぞれの要素がどれだけの重みなのかを学習させると予測数値が弾き出されるのだが、この需要予測通りにほぼ誤差がなく商品が売れたというから驚いた。過剰発注や品切れを激減させるとともに、売れ筋商品を来店客の目に触れやすい場所に配置するなどレイアウト改善にも役立つ。しかも開発者は米映像制作会社ピクサーの出身者ということもあって、非常にビジュアルが見やすいことも付け加えておく。 これまで店舗の売上データなどを可視化する「グッデイ データリンク」を自社や取引先で利用してきたが、今年4月から㈱カホエンタープライズを通じて、データ活用支援事業をスタートさせた。流通業のみならず、教育産業など多くのデータを持つ企業が対象だ。 業務効率化に大きく貢献したグッデイでの実績があるだけに、机上の空論になりがちなコンサル会社とは一線を画す。具体的な事例をもとにした活用法はもちろん、実績に基づいたデータ分析の〝勘どころ〟も指南してくれるため、初めて導入する企業にとっては頼もしいかぎりだ。ライフスタイルを提案する新次元のホームセンター 「経営はバランス」と柳瀬社長が言うとおり、最新のテクノロジーを駆使する一方で、グッデイの理念である「家族でつくるいい一日」を実現するための店舗改革にも余念がない。 昨年改装したグッデイ長尾店には、様々なモノづくりを体験できる工作スペース「グッデイファブ」を新設。従来のモノを売る店舗からライフスタイルを提案する店舗へと変革させ、ホームセンターの新しい在り方を探っている。また、年間を通してDIY教室を実施。「夏休み親子ワークショップ」をはじめ「工作教室」「寄せ植え教室」など人気イベントが目白押しだ。 東京大学卒業後、大手総合商社で研鑽を積んだのち、同社のかじ取りを任された柳瀬社長。時代の変化を先取りする若きリーダーの挑戦は福岡から全国へ、そしてグローバルなフィールドへと飛躍していく。【会社データ】本社=福岡県筑紫郡那珂川町松木2―61☎=092―953―0369
資本金=1億円事業内容=子会社(㈱グッデイ、㈱イーケイジャパン、
㈱カホエンタープライズ)の経営企画・管理業http://www.gooday.co.jphttps://www.elekit.co.jphttps://kaho-enterprise.co.jp
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