試作・少量多品種のニーズに応える技術と品質西三河で光を放つ切削加工のエキスパート集団 加藤 正和 社長
全国有数の抹茶の生産地として知られ、「三河の小京都」とも称される愛知県西尾市。この地で半世紀近く、世界に冠たる日本のモノづくりを支えているのが株式会社セイワである。試作品や少ロット品を得意とする金属部品の精密切削加工メーカーだ。「少量多品種に対応できることが強みであり、同業他社が多い西尾市で光を放ちながら生き残ってきた勝因。創業当時から取り組んでいる試作品加工での技術力と実績は、地元でトップクラスだと自負しています」
と話す加藤正和社長。今年4月から、創業者である下谷七郎会長に代わって2代目のリーダーを務める。 主に同社が担う分野は、日本の基幹産業でもある自動車や産業用ロボット。アルミニウムを中心に、自動車のエンジン周りなどに発揮される同社の切削加工技術は、様々な産業機器へと活躍の場を広げながら、さらに進化を続けている。「単なる下請けではなく、お客様の困り事を解決するモノづくりが私たちの仕事です。設備を最新のものに更新しながら、常に技術力のレベルアップを図っていきます」(加藤社長) 1999年からは、眼鏡機器の組立事業を開始。「切削加工」と「組立」を融合させた新しいモノづくりにも挑戦したいと考えている。 また、他社に先駆けて30年以上も前から導入した三次元測定機も、スピードと品質の確保に大きく貢献している。寸法を正確に測る、この規模で三次元測定機を実に4台も所有する同社は業界で稀有な存在。品質保証力の高さも大手メーカーから信頼を集める要因だ。「品質には常に重点を置いています。〝測れないもの〞は〝作れないもの〞。これからも、徹底した品質管理でお客様に満足を提供し続けます」(加藤社長)「誠意と和」で社員と共に主体性あるモノづくりを 同社の社名は社是の一つである「誠意と和」に由来する。この理念のもとに社業を牽引する加藤社長は、クライアントだけではなく、全社員の幸福を実現することが目的。それを達成するための一の手段として「主体性のあるものづくり」を追求する。「モノづくりの楽しさを感じてもらうためにも、風通しが良く、主体性を持って仕事ができる職場づくりを目指していきます。社員が満足し、『自分の子供を入社させたい』と思える会社になれば素晴らしいですね」 と話す加藤社長は、30~40歳代が主力を担う技術職のノウハウを次世代でさらに高めるため、教育システムの構築や大学の工学部を中心とした採用活動にも力を入れる。「〝人として何が正しいか〞を判断基準に、しっかりと社員、お客様と向き合っていきます。経営はテクニックではなく、『想い』だと学びました。想いを共感して頂ける人と、もっとモノづくりを深めていきたいですね」(加藤社長) 同社の念願は自社製品「メイド・イン・セイワ」の実現。新たな体制で、一歩ずつ夢へと進む。【会社データ】本社=愛知県西尾市長縄町井ノ元10―1☎=0563―56―2647設立=1982年9月資本金=2500万円従業員数=60名売上高=10億2700万円事業内容=自動車・機械部品の切削加工、機器組立などhttp://www.seiwa-1.co.jp
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