「防水機能は建物の心臓」を旨に啓蒙図る防水工事のオーソリティー 佐藤 孝之社長
「防水工事のそもそもの起源は、旧約聖書の時代に遡ります。『ノアの箱舟』を建造する際、木材の繋ぎ目に中東で産するアスファルト防水を施した、との記述があるのです」 と、防水の起源を語るのは、1962年3月設立の建築防水専門工事会社、ビルドプロテック株式会社の佐藤孝之社長。23歳の時から前職も含めて56年間、防水に携わってきた建築防水のオーソリティーだ。
「元来、建物の役割は雨風を凌ぐというのが本来の目的。外壁の褪色や多少の隙間風は我慢できるが、屋根天井からの漏水だけは我慢の範囲外。スクラップアンドビルドからメンテナンスへと時代の要請が変遷し、大規模修繕が盛んに行われていますが、見栄えばかりを重視して、肝心の防水の視点が疎かにされているのではないか。完璧な防水施工は、建造物の寿命も伸ばしてくれるのです」 と、佐藤社長は改修工事の現状に警鐘を鳴らす。 定時制高校卒業後、北海道大学の建築工学科の創設者、大野和男教授の研究室に研究員として勤務。建築の構造そして防水哲学を学んだ佐藤社長は23歳の時、大野教授の薦めもあって米国ジョンス・マンヴィル社極東地区代理店の㈱東京興業貿易商会に就職。先輩にも恵まれて、25歳から42歳まで営業技術畑を担当、トップセールスを続けた。 設計事務所業界、防水業界からの奨めもあり北海道の建築防水に貢献しようと1980年現職に就任。以来、アスファルト防水の一工法主義から、建築構造の特性に沿った適材適所の選択が出来る「総合防水のデパート」へと方針転換。「確実・誠実・安全」を基本理念に掲げ、アスファルト防水を始め、シート防水・塗膜防水・浸透性防水など、的確な技術で最適な防水施工を提供してきた。 施工実績には、北海道電力・泊発電所を筆頭に、北星学園大学、札幌国際大学、北海道立近代美術館、北海道開拓記念館、札幌市庁舎、ミュンヘン大橋など、地域を代表する建造物群が名を連ねている。 1988年には、佐藤社長は現代の名匠ともいうべき卓越した技術者に贈られる「北海道産業貢献賞」を受賞。道内防水業界では初めてで、建築防水に真摯に取り組んできた姿勢と高い技術力が評価されたものだ。フラットな社風のもと若手技術者の育成に注力 1980年以来総合防水企業としての道を歩んできた同社は、92年6月、旧社名・北海化学防水から「ビルドプロテック」に変更。建築・創造を意味する「ビルド」と、プロとしての技術で建物を守る意志を表明した「プロテック」という造語から成り、常に建築と防水の先端を行く、熱い意気込みが込められている。 同社の高い技術力を支える社員の保有資格は、建築施工管理技士・建築士・防水施工技能士など延べにして32件。同社では、技術・技能集団として末永く継続するために、資格取得報奨制度を設けるなど、新人採用、技能士の育成に積極的に取り組んでいる。【会社データ】本社=北海道札幌市清田区美しが丘2条2-1-2☎=011-884-2885
設立=1962年3月社員数=22名売上高=7億8000万円事業内容=防水工事・マンション等大規模改修工事http://www.bldpro.co.jp
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