天然ダム・防災重点ため池の決壊防止に救世主!
新技術「ハイブリッド・サイフォン排水装置」
馬渕 剛 常務
農林水産省は昨年6月、自然災害によって人的被害を及ぼす恐れがある「防災重点ため池」を新たな基準で再選定。16万カ所以上点在する農業用ため池のうち、実に約6万4000カ所が対象となった。
そこで今、国や自治体から大きな注目を集めているのが「ハイブリッド・サイフォン排水装置」。人が通れる場所なら人力で運搬・設置できる口径100mm規格のサクションホースと100Vのポータブル発電機、口径50mmの水中ポンプ、その他専用部材を連結して吸水し、灯油ポンプのようにサイフォンの原理によって電気を使わず送水する。安全な場所から遠隔操作でき、条件が整えば毎分2㎥以上の大量排水が可能だ。
ひと味違う建設会社の
新たな事業の柱として
地域に根差した建設会社として創業93年目を迎えた同社。1991年に新設した環境事業部では、これまで「棚田式魚道」をはじめとする多くの環境製品・工法を開発してきた。
「建設会社だからこそできる環境保全活動があり、地域を守る意識は高い。今後も〝ひと味違う企業づくり〟として全国、そして海外にも認められる環境事業を2本目の柱に育てていきます」(馬渕常務)
一昨年に岐阜県知事から「ぎふ建設人材育成リーディング企業」で最高ランク「ゴールド」の評価を受けるなど、労働環境改善や人材育成も高く評価される同社の活躍に期待だ。
【会社データ】
本社=岐阜県揖斐郡大野町大字稲畑203―1
☎=0585―32―0171
創業=1927年1月
資本金=3000万円
従業員数=40名
売上高=約10億円
事業内容=総合建設業、環境製品及び新技術開発・販売、指定管理者
https://yamatatugumi.jimdo.com
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