伊那谷から世界へ。高精度技術が光る
創業55年の「ナノの世界のエキスパート」
原田芳雄主演の映画「大鹿村騒動記」の舞台として知られる長野県大鹿村を流れる清流「小渋川」を社名の由来とする株式会社コシブ精密(荻原太一社長)。創業者である荻原社長の父君・正義会長の故郷・大鹿村への思いを込めて名付けた社名だ。
1964年7月、荻原光学目盛研究所として東京都豊島区で創業した同社は、74年8月現在地に長野工場を開設すると同時に法人化、社名変更も果たした。現在も本社は創業の地に置くが、業務の主体は長野工場に移行しているという。
大手が日参するオンリーワン企業
2019年工場増設予定
長野工場のある松川町は、信州伊那谷の雄大な山並みと豊かな自然の中にある。中央高速・松川IC、JR飯田線・伊那大島駅からそれぞれ車で5分の長野工場には、しばしば大手メーカーの技術担当者が遠路はるばる工場見学に訪れるという。常に新技術・設備の導入を積極的に行う同社工場は、技術者としても一見の価値ありということだろう。
自動車業界のEV化への変革や、アミューズメント・介護分野での次世代ロボットの活躍など、エンコーダの需要増を見越して同社では、来年2月着工予定で新工場の増設を計画中だ。
地元・松川町への多額の寄付や地元出身者の雇用促進など、地元愛に溢れる同社は、15分単位の有給消化や誕生日休暇、65歳以上の再々雇用、産休明け復帰の奨励など、ユニークな制度の導入で働き方改革を実践。
「会社の存在意義の第一は、社員の幸せの追求です」
とは、荻原社長の社員への思いを表す言葉だ。
【会社データ】
長野工場=長野県下伊那郡松川町元大島2903-33
℡=0265-36-3400
本社=東京都練馬区早宮2-20-11
創立=1964年7月
資本金=5000万円
社員数=100名
売上高=約25億円
事業内容=ロータリーエンコーダディスク・フォトマスク・光学レチクル等製造
http://www.koshibu.co.jp
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