福祉・保育の「卓越した実践家」を育成4年間の学びが幸せの花を開かせる
生田 久美子 学長
急速に進行する少子高齢化社会の中で、福祉の現場が本当に求めている人材とは――。その答えを、神奈川県内トップクラスの就職率という実績で証明しているのが田園調布学園大学だ。
「福祉分野で“卓越”した、質の高い『実践家』を育成することが目標。保育や介護は、相手を幸せにすることで自分の幸せと成長に繋がるという好循環を実感できる楽しい仕事です」
と話すのは今年4月に4代目の学長に就任した生田久美子氏。90年以上の歴史を誇る調布学園が貫く建学の精神「捨我精進」を継承し、開学から今年で15周年の同学で初となる女性学長だ。
同学の祖である調布女学校の初代校長・川村理助が唱えた「捨我精進」とは、決して自己犠牲を強いる言葉ではない。自己中心的な思考を捨て、常に相手のことを考えて行動すれば己を磨くことができる――。福祉の実践家を志す全ての若者たちの人間的成長を期待するメッセージなのだ。 そして、同学が常にワンランク上の人材を輩出できる最大の要因は4年という「時間」にある。ボランティアやサークル活動、カリキュラムに組み込まれている教養科目、さらには海外研修。資格を取るための学びをより充実させる4年間の重要性を、教育学を専門とする生田学長はこう語る。「教育はすぐに結果が出るものではなく、何年か経って実践の場で感じるもの。本学では短大や専門学校では得られない4年という時間の中で様々な活動に参加し、学識を培うことができます。4年制大学でしか実現できない学びの花開き方があると確信しています」 質を高めるための「時間」を重視する同学は、さらに2年前から「子ども未来学部」を基礎とする大学院を開学した。現場に携わりながら悩みを抱える保育士や幼稚園・小学校の教諭などが仕事終わりでも通学できるようにと、平日の夜間と土曜日に開講している。「仕事を終え、寝る間も惜しんで駆けつけてくる学生の姿に、教員たちも刺激を受けています。一歩進んだ実践家を目指す方々の受け皿として、継続的な学びを提供していきたいですね」と話す生田学長。就任時から研究活動のさらなる拡充を明確に表明し、将来的には学部を超えた共同研究なども推進していく方針だ。 また、福祉や保育という仕事の根底に共通する「対人援助」の喜びを地域の子どもたちに還元するため、毎年2月には職業体験イベント「ミニたまゆり」を実施。12年連続で開催し、これまで延べ2万人が参加する恒例行事となっている。 昨年新校舎が完成し、学生たちがスタッフとして同学の魅力を伝えるオープンキャンパスも多数の日程で開催。そこにはパワフルな学生たちと教員の姿、多彩な学びの場が存在している。「足を運んで頂ければ、私たちが目指す教育の一端をご理解頂けると思います」と生田学長は語る。【大学データ(問い合わせ先)】住所=神奈川県川崎市麻生区東百合ヶ丘3-4-1☎=044-966-9211創立=1926年学生数=約1200名学部=人間福祉学部、子ども未来学部大学院=人間学研究科・修士課程http://www.dcu.ac.jp
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