経営改革を重ね優良企業に成長選ばれる水廻りの総合サービス企業 山本 豊三 社長
中小企業において、社員の待遇改善と、財務安定の両立に頭を悩ませる経営者は多い。そんな中、中央日化サービス株式会社は、様々な経営革新を行い、今年2月の『月刊建築仕上技術』で、優良経営専門工事業者、経営健全度ランキングにおいて設備部門で全国8位に輝いた。「しかし、満足はしていません。目標に掲げた『中央日化サービスで働き、この会社にいて良かった』と自信を持って言える会社。そして、お客様からは『中央日化サービスに頼んで良かった』と言っていただける会社・サービスを常に追い求めていきます」 と語るのは山本豊三社長。
1969年に日立浄化槽の保守・管理会社として誕生・発展してきた同社は、下水道整備に伴う浄化槽の需要低下などにより2010年経営難に陥る。その際、社員から再建の願いを託され、非常勤取締役から2011年2月に代表取締役に就任したのが山本社長だ。 日立化成ユニット㈱に入社し、日立化成工業の浴室システムバス、住宅機器・環境事業に長年携わってきた山本社長。以来、様々な所属先で事業や工場の収益改善・再建を手掛けてきた。 そんな中㈱ハウステックの所属となり、中央日化サービスの非常勤取締役に就任した矢先の出来事だった。 山本社長が就任後まず行ったのは、従業員との信頼関係の構築だ。現状把握のため、幹部・社員・株主・前社長から話を聞き、千葉・神奈川にある8営業所を延べ21回まわり、対策改善へ向けて動き出した。 従業員の経営陣への不信払拭が鍵と見て行ったのは、経営状況の開示だ。各営業所・部署の状況を誰でも知ることができる状態にし、経営の健全化を図った。また、社員の処遇改善を実施。部長・課長制度を復活させ、定期昇給の実施、年3回の賞与、サービスマン待機手当・新人手当新設などで、給与増・安定化を行った。 さらに、事務を担うパート従業員の正社員登用や、本社・各営業所のリニューアル、社員旅行などにより従業員間の交流を活発化し、職場環境を一新。「一歩一歩ですが、『有言実行』を旨に、繰り返し従業員に想いを伝えました。経費負担は大きいものでしたが、リストラは行わず、低収益の仕事をやめ、維持する事業と拡大する事業を明確化して、“住宅機器水廻りサービスの総合会社”として高収益な体質を目指しました」(山本社長)50周年に向け加速より良い企業へ 2019年に50周年を迎える同社はより良い企業を目指し、歩みを進める。 今年6月には協力店も含め「業務災害補償保険」に加入し、より安心して働ける環境を整えた。今後は若手社員を積極的に採用し、排水管洗浄や住宅機器サービスをさらに充実・強化してゆく。【会社データ】本社=千葉県千葉市花見川区犢橋町1627―12☎=043-259-2971事業所=(千葉)柏・茂原・木更津・成田(神奈川)横浜市中区・伊勢原・横須賀創業=1969年9月資本金=6136万円売上高=14億8920万円社員数=84名事業内容=浄化槽保守・維持管理、住宅機器の水廻りサービスhttp://www.chns.co.jp
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