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毎日新聞出版『サンデー毎日』で連載中の「会社の流儀」がWeb版で登場。中堅・中小企業の隠れた素顔や取り組みを紹介します。

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ウィングトラスト 株式会社(第73回)

パートナーシップで不動産事業を成功に導く!
「不動産プロジェクト・パートナーズ」


田中 伊世子 社長

「当社の企業理念は『共存共栄』。中小企業どうしでパートナーシップを結び、大手不動産会社にも負けない斬新な不動産プロジェクトを成功させていきたい」
 こう話すのは東京・日本橋に本社を置くウィングトラスト株式会社田中伊世子社長だ。
 これまで100万円から始められる個人向け不動産投資「不動産OWNER‘S倶楽部」など、不動産を活用したまったく新しいビジネスを創出してきた同社が、新たに立ち上げた事業が「不動産プロジェクト・パートナーズ」だ。すでに今年度だけで15億円以上の不動産取引を完了し、着実に実績を積み上げている。



 これは、社歴や企業規模、実績を問わず不動産プロジェクトを募り、同社が案件内容とパートナーの人物像を精査し、パートナーシップを締結した上で事業化するというもの。建設会社や建築事務所、不動産鑑定事務所など、不動産案件の情報は多くあるものの事業化に難航する中小企業をサポートし、それぞれが持つ特徴を生かしたプロジェクトをすでに始動させている。
 まずは、大手通信会社が利用していた女性専用社員寮を買い取り、フルリノベーションを施して再生するプロジェクト。早くも、有名私立大学が買い手として興味を示している。
 次に、都内一棟物の工場兼住宅の再生プロジェクト。クリエイター専用のコラボレーション型シェアオフィスに生まれ変わる予定だ。
 他にも、大手介護運営会社へのリーシングを予定している有料老人ホームの新築や収益型複合施設の開発、遊休地の完成宅地化など、多種多様なプロジェクトが各地で進行している。北浦卓不動産事業部長は語る。
「一棟物のリノベートや遊休地のコンバートだけでなく区分所有マンションのリデザインなど中小規模の案件も取り扱っている。企画力と発想力で高付加価値の物件を生み出しています」
 不動産分野で実務経験を有する人材の採用にも積極的に取り組んでいる同社。同社の営業職は、個人の裁量で物件の仕入れや企画・開発を自由に手掛けられるのが魅力だ。同事業部の郷原梓平開発室長は話す。
「実績を積み重ねたことで、大手不動産仲介会社や信託銀行系不動産販売会社などとの取引も増えました。ネットワークが広がってきたことで、営業個々人のパフォーマンスやポテンシャルを最大限発揮できる環境が整いました。ぜひ、当社の門を叩いてほしいです」
 雇用拡大でさらなる飛躍への布石を打ち、今後も不動産が持つ無限の可能性を追求し続けていく。

【会社データ(問い合わせ先)】
本社=東京都中央区日本橋1―2―10 東洋ビルディング9F
☎=03―3527―9240
設立=1997年7月
資本金=5000万円
事業内容=不動産の売買・賃貸・仲介・所有、建築工事の企画・設計・管理
宅地建物取引業免許=東京都知事(1)第93288号
http://www.wingtrust.com

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