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毎日新聞出版『サンデー毎日』で連載中の「会社の流儀」がWeb版で登場。中堅・中小企業の隠れた素顔や取り組みを紹介します。

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湖南学園(シリーズNo.1247)

高田馬場の地で創立以来63年の伝統と実績を誇る
「熱」と「力」と「愛」の指導の予備校・専門学校


  小山 敬 理事長

 大学等において、教授の指導のもとに、学生たちが自ら学習・研究する場を表す「ゼミナール」。
 早稲田大学正門前に、1953年に大学受験予備校として初めて「ゼミナール」を付して立ち上げたのが、早稲田ゼミナール、通称「早ゼミ」である(その後、高田馬場に校舎を集約)。
 早稲田ゼミナール高田馬場校では高卒・現役生を対象にした大学受験コースと、日大芸術学部専門コースを設置。所沢校では小・中学生が対象のコースもある。


「〝徹底した、全方位面倒見主義が当校の強みです。クラスは少人数制を採用。日々の自習の進捗具合を専用アプリで入力してもらい、学習のバランスが取れているかどうか担任と面談を随時行い、授業外でのフォローも徹底して行います」
 と語るのは小山敬理事長だ。大学卒業後、創設者である父君の命により同法人にて勤務。50年にわたり大学受験指導の最前線に立ち続け、明治・青山学院・立教・中央・法政大学を総称した「MARCH」の名付け親でもある。
 さらに、2002年には医歯薬獣医学部に特化した「医進塾」を高田馬場校に併設。学校法人が運営しているため、比較的低学費で受講できる。同コースでは、集団授業での疑問点や問題集の解法などを自習時間内に講師の指導を自由に受け、解決できる「スタディ・チェック」といわれる仕組みを用意。必要であれば、個別指導で徹底的に指導を受けることも可能だ。
 また、今春には〝大学入学を志す人に学びの場をの精神に基づき、通信制サポート校の高等部を開設。高卒資格取得と大学進学対策の両立が特長だ。

2年間でグローバルな人材を育成
目指すはTOEIC700点超え!

 国際化の進展で、単なる「語学力」だけでなく、「コミュニケーション手段としての英語」の必要性を痛感した小山理事長は、1992年に早稲田外語専門学校を設立。卒業後の進路に合わせ、4コースから選択し、卒業までにTOEIC700点越えを目標に掲げており、ビジネス英語の即戦力となる英語力が獲得できる。
 英語に関する資格はもちろん、MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)などのコンピュータ関連の資格や、ビジネス能力検定など11の資格取得をサポート。国内外でマルチに活躍できるビジネスマンの育成に励んでいる。
 また、2000年には日本語学科も設置。アジア・中東など受講生の国籍は多岐にわたり、日本語学科を卒業後新たに英語学科に入学する受講生もいるという。
 そんな同校では課外授業や学園祭、日英のスピーチコンテストやプレゼンテーションコンテストといったユニークな行事も開催され、イベントを通して生徒同士の国際交流も生まれている。
「今年で63年目を迎える当法人ですが、今後もグローバル人材の育成に邁進したいですね」
 と小山理事長は話す。

【会社データ】
本部=東京都新宿区高田馬場1―24―13
☎=03―3205―1621
設立=1953年
事業内容=大学受験予備校・語学専門学校の運営
http://www.wasedazemi.ac.jp(早稲田ゼミナール)
http://www.waseda-flc.ac.jp(早稲田外語専門学校)

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