ICTの活用モデルを世界に発信するサ高住高齢者見守り支援システム「みまも☆ルンバ」
佐藤 弘 社長 800万人とも言われる団塊の世代が「後期高齢者」に到達し、社会保障費の急増が危惧される「2025年問題」。人類が未だ経験したことのない「超・高齢化社会」が迫り来る中、最新のICT(情報通信技術)を駆使して高齢者の一人暮らしをサポートし、東京都から医療・介護連携型サービス付き高齢者向け住宅のモデル事業に認定されているのが「サコージュ国分寺」だ。「あと20年もすれば東京の人口の半分が『高齢者』になります。世界屈指の長寿社会を実現させた日本の医療・介護制度を持続可能にする仕組みづくりのために、小さな仮想地域として“実証実験”を続けてきました」 と話すのは、同施設を運営する株式会社佐藤総研の佐藤弘社長。嘗て電子カルテシステムの標準化プロジェクトにも参画するなど、ITと医療の双方で最先端に携わってきた先駆者だ。
2階建ての同施設は広さ25平方㍍の居室を18戸備え、フロントには365日24時間体制で介護スタッフが常駐。訪問・通所介護、診療所、調理施設などを併設し、「住まい」「医療」「介護」「予防」「生活支援」を一体的に提供している。 そして、入居者の安心・安全な暮らしを支えているのが、ICTによる見守り支援システム「みまも☆ルンバ」だ。 腕時計型のウエアラブル端末と、全居室に完備したiPadが連動。端末に搭載した「脈拍」や「加速度」のセンサーが入居者をモニタリングし、転倒検知や健康状態の把握をリアルタイムで行うことが出来る。入居者も、端末を連続タップするだけで緊急事態を即座にスタッフへ伝えられる。 同施設では看取りにも活用しているという「みまも☆ルンバ」。iPadのテレビ電話機能をナースコールや安否確認などに用いるほか、入居者が遠隔地にいる家族と会話を楽しむ機能もある。介護施設の深刻な人手不足を補うだけでなく、コスト削減やケガ、事故に対するリスクヘッジ、日夜入居者の安否に注意を払う職員のメンタルヘルスケアにも一翼を担うとして、普及が期待される。4年後に向けた野望入居者も大切な家族 JR国立駅からバスで7分、スーパーマーケットやドラッグストアにも通いやすい好立地で、3月になるとカッコウや鶯の鳴き声も聞こえる同施設。佐藤社長がこの場所を選んだ理由は、快適で心豊かに暮らせる周辺環境だけではなく、ある大きな“野望”がある。「4年後の東京オリンピックで競技会場となる代々木と同じ中央線沿線には多くの外国人がやってくる。そこで、メード・イン・ジャパンの信頼性を介護の現場から世界に伝えたいのです」 国分寺市内と府中市、小平市でグループホーム「こもれび家族」も運営している同社。施設名には、入居者に対して“家族”同然に接する佐藤社長の温かい思いが込められている。【会社データ】本社=東京都府中市是政2-19-1 ☎=042-361-8188設立=2004年1月事業内容=健康・医療・介護福祉分野の専門コンサルタント、サービス付き高齢者向け住宅及びグループホームの運営などhttp://www.komorebi-f.com
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