〝感謝の気持ち〟と〝ご縁〟を大切に!お客様や地域との共生を目指す電気設備工事会社 渡辺 博昭 社長
熟練高齢技術者の引退増に伴い、技術や技能伝承をいかに進めてゆけばよいのか。製造業を始め、多くの企業の課題となっているが、これを難なくクリアしている電気設備工事の企業がある。1969年12月、電気設備・設計・施工を主業務として創業した渡辺電業株式会社だ。「電気設備工事を通じて、人と地球にやさしく、住まい・環境・福祉・医療分野において、新たな提案やプロジェクトを遂行してゆくことで社会貢献することを目的とします」と語るのが、40周年を機に父君の先代社長を引き継ぎ代表に就任した2代目、渡辺博昭社長だ。弟の渡辺貴博専務との両輪により、会社を牽引する。
渡辺社長は武蔵工業大学卒業後、大手電気工事会社で修行。先代社長が残した「これからは、自分でお客様をつくってゆく力をつけねばならない」との教えのもと、実務経験を積む。「3年間の修行期間で培った経験が当社入社後、非常に役立った。大手で大きな仕事に携わったことが自信になり、入社後も戸惑いはなかった」と振り返る。 現在、電気設備・弱電設備・空調設備・消防設備など電気設備総合サービス業として、住宅から産業分野まで幅広く対応。2000年には業界に先駆けてISO9001を取得し、関東圏のゼネコンや不動産会社、設計事務所などを中心に100社以上の顧客を有する。「当社には『正々堂々と120㌫の力を出して活動する』という経営理念があります。活動の成果は賞与や表彰で正当に評価します」 と話す渡辺社長。 年一回、自ら「経営発展計画書」を作成し、顧客に対する心構えやサービス姿勢などを社員に示している。実力評価主義と女性の活躍高い定着率が支える技能伝承 社員は20代の若手から70代の年配層まで幅広い。一級電気工事施工管理技士、電気工事士など50名の技術者を擁する。手に職を持つことから、一般的に転職率の高い業界といわれるが、同社の定着率は非常に高い。それゆえ社会問題化している技術伝承・技能伝承も円滑・順調に行われている。 最新技術を学ぶ勉強会も定期的に開催され、若手社員にチャンスを与え、実力評価主義の社風が浸透。また、中小電気工事業には珍しく、従業員の2割が女性というのも大きな特徴だ。書類作成業務を中心に、図面作成や照明器具コーディネートなども行い、女性が大きな戦力となっている。「従業員同士、モチベーションを高め、社内行事でコミュニケーションをとることで、実力を発揮しやすい環境づくりに努めています。非常にアットホームな雰囲気が自慢です」(渡辺社長)。 今は亡き先代社長の残した言葉「みんなの幸せを願い、周りに感謝して仕事をする」を信条とする同社。「自社利益のみを追求するのでなく、お客様、協力会社や地域とよい関係を築き、将来は100億円企業を目指す」と抱負を語る。【会社データ】本社=東京都武蔵村山市榎3ー55ー3☎=042―564―3331
設立=1974年7月資本金=9500万円従業員数=70名事業内容=電気設備工事業http://www.watanabedengyo.co.jp
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