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毎日新聞出版『サンデー毎日』で連載中の「会社の流儀」がWeb版で登場。中堅・中小企業の隠れた素顔や取り組みを紹介します。

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Green(サイエンスホーム東日本HD)(シリーズNo.1437)

日本の伝統工法「真壁づくり」の戸建住宅建築
木の香る和風モダンな高品質・快適住空間を実現


廣瀬 由崇 社長

 家の新築や建て替えを考えた時「どこに依頼するのか」誰もが頭を悩ませるのは業者選びだ――。

 株式会社Greenは、埼玉県草加市、鴻巣市、千葉県流山市の3店舗で住宅建築、不動産仲介の事業を展開している。
 同社は全国134店舗を展開するサイエンスホームグループ(本部は静岡県浜松市)に加盟する。廣瀬由崇社長は、同グループの東日本エリアマネージャーを務め、高品質でありながらもリーズナブルな価格帯の注文住宅建築を地域密着で手掛けている。

 サイエンスホームグループの家づくりの特徴は日本の伝統的建築工法「真壁づくり」だ。柱や梁などの構造材をあえて露出して壁を造作。木の香りと温もりを感じ、心地よくリラックスできる住空間を創造する。
 サイエンスホームでは、この日本古来の建築技法に無垢材のフローリングや洋風の建具を組み合わせ、木の質感を大切にした個性的な〝和風モダン〟のデザインを提案。木材の持つ温度や湿度を調節する機能と高気密・高断熱の外張り断熱の採用により、四季を通じて快適な住まいを実現した。
「住まいの意匠の好みは千差万別です。柱や梁が露わな『真壁づくり』の良さと性能を気に入った方に買って頂ければと考えています」
 と語る廣瀬社長。同社をはじめ、グループ各店舗では「真壁づくり」の住まいの良さを知ってもらうために、「お泊り体験」を常時実施している。事前予約制でモデルハウスに無料で宿泊が可能。実際に泊まって、触れて、その性能を体感してもらうという試みだ。  この「お泊り体験」が好評で、体験した人はもちろん、口コミからの問い合わせも多数寄せられているという。
 
少数精鋭の企業体制で
事業拡大を目指す

 廣瀬社長は1995年専修大学経済学部を卒業し、㈱中央住宅に入社。京浜東北線沿線の市場開拓をはじめ200区画規模の大規模分譲の仕入れ開発等で実績を挙げた。2004年には、当時の上司と共に起業。専務取締役として分譲開発等で会社の中核を担った。
 そして、09年に独立し現在の㈱Greenを起業し、不動産仲介の事業からスタートした。それは、不動産鑑定の事業を営んでいた父君が58歳の若さで急逝したため止む無く休眠した会社を再開しての起業だった。
「新しく会社を興した方が楽でしたが、志し半ばで亡くなった父の無念を思うと、どうしてもこの会社をもう一度興したかったのです」
 と廣瀬社長は振り返る。
 今後、少子高齢化等で経済の縮小が見込まれる中、建て替え需要など住宅建築に可能性を見出した同社。
「現在、3店舗の少数精鋭の体制で年間30棟を目標としていますが、今後は毎日一生懸命に頑張っている社員と共に事業を拡充して、数年の内にはさいたま市に本社を移し、店舗数も拡大して、年間100棟達成を目指したいと考えています」
 と廣瀬社長は語る。

【会社データ】
本社=埼玉県草加市谷塚町1597-10
☎=048-959-9537
設立=1989年2月

資本金=1000万円
事業内容=注文住宅建築、不動産仲介、分譲、コンサルティング
http://www.green-inc.net


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