2017年度「彩の国経営革新モデル企業」に指定工場増設で「乳酸菌生産物質」月産12トンに
上田清司埼玉県知事(左)と村田公英社長
「乳酸菌生産物質」の製造・販売で今年4月創業50年目を迎える株式会社光英科学研究所が、2017年度「彩の国経営革新モデル企業」に指定され、1月24日、彩の国ビジネスアリーナ2018(於・さいたまスーパーアリーナ)での指定式で、上田清司埼玉県知事より指定書の授与と記念の盾の贈呈が行われた。 これは、埼玉県内中小企業の模範となるような優れた成果を上げた企業として指定されるもので、和光市からの選出は初めて。授与を受けた村田公英社長は、「この指定は、2011年10月~16年9月の長期5カ年計画推進の成果と、その間の業績向上が評価されたもので、『乳酸菌生産物質』の実力に折り紙が付いたものと、大変光栄に思います」 と、喜びを語っている。
「乳酸菌生産物質」とは、同社が長年に渡る乳酸菌共棲培養法研究の末、約20年前に確定した16種・35株の乳酸菌・ビフィズス菌群を発酵させて得られる代謝産物のこと。健全な腸内フローラが生み出す、人の健康に有用な代謝物を体外で作り、それを直接摂取することで腸内フローラが勢いを取り戻すという発想のもとに開発された健康物質で、国内外の数多くのサプリメントメーカーに食品原料として供給されている。 2014年、この「乳酸菌生産物質」を慶応大学先端生命科学研究所とヒューマンメタボロームテクノロジー社による新しい遺伝子解析技術で解析したところ、身体の健康に有用な34のペプチドを含む352種類の発酵代謝物質の特定に成功している。「体感」の良さから「乳酸菌生産物質」を配合したサプリメントはリピーターが多いという評価が定着。数多くの一般食品企業も関心を示す中、加えて中国やEU諸国からの化粧品原料としての需要も拡大中。同社では16年1月に埼玉新工場を稼働開始させているが、需要の急伸に応えて引き続き、昨年11月に工場増設を完了。これまでの月産5㌧から月産12㌧まで生産能力を引き上げ、現状で最大月産24㌧も可能だという。 増設した工場には、豆乳自動連続製造システムや培養発酵タンク(1000㌕)3基、大型自動搾汁機などが導入され、工場内は天井までオールステンレス張りでGMP認定取得を目指している。 同社では、この生産力増強を「乳酸菌の産業革命」と呼んでいるが、工場内を見渡せる見学窓を設けるなど工場見学も歓迎。1月18日には、中国からの視察団の見学も受け入れている。 今後の同社の益々の発展が楽しみなところだ。【会社データ(問合せ先)】本社=埼玉県和光市新倉5―1―25☎️=048―467―3345創業=1969年4月資本金=1000万円事業内容=乳酸菌生産物質の製造・販売、研究・開発http://www.koei-science.com
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