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毎日新聞出版『サンデー毎日』で連載中の「会社の流儀」がWeb版で登場。中堅・中小企業の隠れた素顔や取り組みを紹介します。

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株式会社 外装専科

マンション管理組合の駆け込み寺
1世帯平均工事費70万円の大規模修繕


伊藤 洋之輔 会長

 マンションの大規模修繕工事は、長期修繕計画に基づき、建物の美観保持と共に経年劣化による不具合の発生を防止して安心・安全な住環境の整備と資産価値の維持を目的に10年~15年周期で定期的に実施される。
 その費用は区分所有者から集めた修繕積立金で賄われるが、近年、この修繕積立金が不足しているマンション管理組合の増加が将来への懸念となっている。
 不足を補うには新たな借入や追加費用の徴収を余儀なくされるが、終の住み処としてマンションを購入した人も多く、所有者の高齢化により積立金の値上げも容易なことではない。
 また、一部の施工業者や管理会社などが、不要不急な工事を含む過大な計画を提案して、大切な修繕積立金を使い果たしてしまう事例もあるという。
 こうした悩みに応え、東京の本社をはじめ札幌・横浜・静岡・名古屋・大阪・広島・福岡の拠点で事業展開し、全国のマンション管理組合から「大規模修繕の駆け込み寺」として支持を集めているのが、株式会社外装専科だ。


「管理組合の皆様が提案された工事内容が最適なのか、見積価格は妥当なのかを判断することは容易ではありません。そこで私達は、常に顧客の立場に立った『本当に必要な工事内容の提案』を心掛けてきました」
 と、この道50年以上の伊藤洋之輔会長は語る。
 一般的に大規模修繕の工事費用は1世帯当たり100~150万円と言われる中、2017年に同社が施工した工事の1世帯当たりの平均施工金額は70万円(同社実績)だという。
 この価格を実現した要因は、外装専科が、コンサルタントや管理会社を一切通さず、直接、管理組合に見積書を提出、契約するため、100㌫元請けとして工事を受注すること。さらに、国の制度である一人親方保険に加入した塗装工事・タイル工事・シーリング工事・防水工事など140名程の同社専属職人が工事を担う直接受注・直接施工の責任施工体制で建設業界特有の「元請け・下請け・孫請け・ひ孫請け」構造を排除し中間マージンを大幅にカットしたことにある。
 伊藤会長はベストセラーとなった著書『まちがいだらけの大規模修繕』(ダイヤモンド社)で大規模修繕のノウハウを惜しげもなく公開し反響を呼んでいる。
 こうした取り組みが信頼を築き、同社には全国の管理組合から120件以上の感謝状が寄せられているほか、数々のテレビ番組でも紹介されている。
「これからも何より信用を重んじ、心を込めたサービスを提供します。この姿勢を当社の伝統として未来に受け継いで行きます」
 と伊藤会長は語る。 

【会社データ(問い合わせ先)】
本社=東京都文京区大塚5―3―13 ユニゾ小石川アーバンビル7F
フリーコール=0120―520―355
設立=2003年5月
資本金=5000万円
事業内容=修繕積立金に余裕のないマンションを対象とした大規模修繕工事
https://www.gaisousenka.co.jp


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