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毎日新聞出版『サンデー毎日』で連載中の「会社の流儀」がWeb版で登場。中堅・中小企業の隠れた素顔や取り組みを紹介します。

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外装専科(シリーズNo.1509)

全国の管理組合から信頼を集める
マンション大規模修繕の駆け込み寺

代表取締役 伊藤 洋之輔

 私たちの毎日の暮らしを風雨から守ってくれる大切な住まい。マンションの大規模修繕工事は、単に美観保持を目的とするのではなく、経年による建物の劣化やそこから生じる不具合の発生を防止し、安全・安心な住環境を整備するともに、大切な財産である建物の資産価値の維持を目的として管理組合を中心に、長期修繕計画に基づいて実施される。その費用は、区分所有者から集めた修繕積立金で賄われる。
 しかし、一部の管理会社などが不要不急の工事を含む過大な計画を提案し、大切な修繕積立金を使い果たしてしまう事例や、資金が不足している管理組合では、新たな借り入れや修繕費用の追加徴収を余儀なくされる事例など、様々な問題が顕在化している。少子高齢化が進む社会にあって、マンションに暮らす人々には積立金の値上げなど、将来への不安となっている。
 そうした中、「大規模修繕の駆け込み寺」として全国の管理組合から支持を集めているのが株式会社外装専科だ。東京の本社をはじめ札幌・横浜・静岡・名古屋・大阪・広島・福岡に拠点を展開する同社は、大規模修繕工事専業会社として高品質な施工を貫きつつ、顧客の視点に立った「本当に必要な工事内容の提案」を実践している。

 その背景には、管理組合との直接契約と専属職人の直接施工で建設業界特有の「元請け・下請け・孫請け」構造を排除した中間マージンの大幅カット。組立足場に限定せず、ゴンドラ足場・ブランコ足場を併用して足場費用を大幅に削減するなどの企業努力がある。
 さらに、タイル補修の際、新築時に使用したタイルの欠番などで類似のタイルを使用し、かえって美観を損なうことが無いように、目立たない部分のタイルを丁寧に剥がし補修部分に移植する独自の特許工法「リサイクルカットⓇ」を開発するなど、「この道50年」の伊藤洋之輔代表の経験に基づいた取り組みや技術の研鑽にも余念がない。

顧客の視点に立った提案と
高い技術力で信頼を獲得

 2016年に同社が施工した大規模修繕工事における1世帯当たりの施工金額は平均70万円(同社実績)。一般的に、1世帯当たり100〜150万円と言われる中、注目される施工金額だ。
 同社は見積書と共に具体的な保証案を明記した「工事保証案」を必ず提出するほか、施工実績の全てを「工事経歴書」に記載しWEBでも公開している。
 こうした顧客本位の営業姿勢が評価を得て、14年度ダイヤモンド社・ダイヤモンド経営者倶楽部の「優秀企業賞」を受賞した。
 伊藤代表は、その著書『まちがいだらけの大規模修繕』(ダイヤモンド社)で大規模修繕のノウハウを惜しげもなく公開。全国の管理組合から感謝の言葉が寄せられている。
「何よりも信用を重んじ、今後も心のこもったサービスを提供します。この姿勢を当社の伝統として未来に受け継いで行けるようがんばります」
 と伊藤代表は語る。

【会社データ】
本社=東京都文京区大塚5―3―13 ユニゾ小石川 アーバンビル7F
フリーコール=0120―520―355
設立=2003年5月
資本金=5000万円
事業内容=修繕積立金に余裕のないマンションを対象とした大規模修繕工事
https://www.gaisousenka.co.jp

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