「海洋散骨」を選ぶなら神道式を海上の冠婚葬祭で西湘地域を元気に! 穐山 光鑑 社長 昨今多様化する葬儀・供養の形――。自然葬の一種「海洋散骨」を選択する人も増えているが、法律的に未整備な面もあり、遺骨の取り扱いが問題視されている。「散骨の方法には明確な基準が定められていないため、お祓いをせず散骨する業者が多数見受けられる。散骨の際にご遺族が立会えないことが多いのも問題です」
こう指摘するのは、株式会社湘南パシフィックオーシャンコーポレーションの穐山光鑑社長だ。こうした現状に異を唱えるべく、昨年7月に設立された同社には事業の柱が2つある。1つ目が神道式の海洋散骨だ。 内航不定期航路事業の届出を済ませている同社。自社のクルーザーに遺族を乗せ、神社の宮司が散骨の儀を執り行った上で、遺骨を湘南の海に還している。「お祓いとともに一族が未来永劫繁栄するよう祈願し、ご遺骨を命の根源たる海へお還し申し上げています。漁業海域へも配慮し、安全を期すためクルーザーの整備も入念に行っています」 そして2つ目が、湘南の海を満喫するクルージング。ランチクルージングや船上パーティー、初日の出クルージング等を企画している。「サザンオールスターズなどの影響もあり、湘南に憧れを抱いている人は多い。船なら江ノ島の裏側やえぼし岩を間近で眺められ、沖から望む富士山も格別。陸だけでなく、海からも湘南を堪能してほしいですね」 拠点を置く平塚新港から、県内の逗子・葉山・三浦だけでなく熱川・下田など伊豆へ動線を引く計画もある。車の場合、夏は小田原から熱海まで2時間以上を要することも多いが、航路なら約1時間で伊豆に到着できるというから便利だ。 小田原で300年超の歴史を誇る大稲荷神社の宮司でもある穐山社長。相模工業大学(現湘南工科大学)と國學院大學で学び、ヨット部に所属していた海の男だ。卒業後は神奈川県の出先機関で各地の商店街活性化などに携わっていたが、宮司を務めていた祖父の体調不良を機に神職に就いた。「いたずら小僧がピアノを弾くとジャズを奏でるように、伝統を尊重しつつも固定観念にとらわれない神社像を追求しています。先陣を切って、神社界の未来を切り拓いていきたい」 その想いを体現するのが大稲荷神社の境内社、錦織神社での取り組み。錦織圭選手の目覚しい活躍と珍しい金色の御朱印が話題となり、テニスの必勝祈願に訪れる参拝客が増えている。 穐山社長は地域貢献にも情熱を注ぐ。過去何度も大地震に見舞われてきた小田原の神社として、自衛隊とも連携し地域の防災拠点としての役割も担っている。 今後は、海上の冠婚葬祭をトータルに手掛けていくという同社。少子高齢化に歯止めを掛け、国家繁栄に寄与するべく船上の結婚式にも注力していく方針だ。「経世済民を信条に、利に走らず、たくさんのありがとうを集める会社を目指します。西湘地域を盛り上げ、地域の人々により良い明日を提供したいですね」【会社データ(問い合わせ先)】本社=神奈川県小田原市城山1―22―1☎=0465―34―7630設立=2015年7月事業内容=海洋散骨葬、クルージング事業
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