軽量化に応える小径薄肉精密鋼管専業メーカー
暮らしの中に〝We are everywhere〟
パイプラインに用いられる大口径の管から注射針のように細い管まで、幅広いカテゴリーから私たちの暮らしを支える鋼管。中でも、直径4~25・4㍉㍍という極めて小径の薄肉鋼管に特化し、機械構造用鋼管の専業メーカーとして愛知県内トップの売上(『帝国データバンク』調べ)を誇るのが株式会社岡島パイプ製作所だ。
マルチ社員と幹部を育成
風を捉えて挑戦を続ける
また、岡島社長が就任直後から取り組むのが「社員のマルチ化」だ。一人の社員が複数部門の業務を経験し、工場勤務者は2台、3台の機械を運転する能力を身につけることで生産性の向上を図るとともに、次代を担う会社幹部の育成にも繋げている。
「仕事を任せる人間は仕入れも販売も、工場の業務もわかっていなければ決断できない。海外2工場とグループ会社1社をマネージメントする人材を育て、限られた人数の中で私を含めて4人の『社長』を作ることも目的でした」(岡島社長)
知多郡に構える東浦工場だけでなく、今年で創業31年目を迎えたタイ工場と、13年に新設したインドネシア工場から日本品質の製品を世界市場に供給している同社。「世代の階段を途切れさせないために」と、新卒採用にも注力する岡島社長は、今後の展望をこう語る。
「いつアゲインストの風が止んでフォーローに切り替わるか、世の中が変化するタイミングを早く感じ取ることが重要。製品には賞味期限があり、10年後、いくつ残っているのかわかりません。常に挑戦する会社であり続けたいですね」
【会社データ】
本社=愛知県東海市大田町上浜田58
℡=0562―33―2135
創業=1940年4月
資本金=2億4000万円
従業員数=128名
売上高=75億円
事業内容=普通鋼鋼管、表面処理鋼鋼管、特殊鋼鋼管の製造販売など
http://www.okajima-pipe.co.jp
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