関東屈指のマンション大規模修繕工事会社技術力と真心で信頼を広げる「大きな和」
佐藤 正道 社長
「ただ売上を伸ばすことよりも、会社や工事の内容を充実させ、お客様・協力会社・社員・家族の皆が豊かで幸福になる組織づくりを目指したい」 と語るのは、神奈川県横浜市に本社を構える株式会社大和の佐藤正道社長だ。 関東一円を対応エリアとするマンション大規模修繕工事の専門会社として、高い技術力と真心を込めた丁寧な施工によって、区分所有者の大切な財産である建物の資産価値の維持・向上に貢献する同社は、その工事品質と施工スタッフへの高い評価で信頼を得ている。 1960年、佐藤社長の父君が塗装業で創業した同社は、長年、ゼネコンや工務店の下請け工事を担っていた。99年に3代目の社長に就任した佐藤社長は、もともと家業を継ぐつもりは無く、関東学院大学を卒業後、アメリカに留学。2年間ホテル・レストランのマネジメントを学んでいた。 しかし、81年に2代目の社長を務めていた母君が体調を崩しため帰国。同社に入社した佐藤社長は、いつまでも下請け仕事をするのではなく、自社が元請けとなることを目標に掲げ、戸建住宅や米軍関連施設、官公庁案件と様々な領域の仕事に挑戦。その中で行き着いたのが、当時、需要が高まりつつあったマンション大規模修繕の仕事だった。
「当時はまだマンション大規模修繕工事のノウハウは確立しておらず、手本になるものもありませんでした」 と言う佐藤社長は、日々社員や協力会社、親方職人達と共に大規模修繕工事の技術・知識を猛勉強しながら現場に取り組んだ。その後の数々の経験からノウハウを蓄積し、今日に至る基盤を築いたのだ。コミュニケーション第一安心の施工管理体制構築 現在、横浜の本社をはじめ、東京・港区の東京支店、相模原市の圏央支店を拠点とし、社員90名、協力会社74社の体制で年間60件以上の大規模修繕工事を行うほか、建物再生建築工事やバリアフリーなどリフォーム工事も手掛けている。 こうした幅広い事業を営む中で、佐藤社長が最も大切にしているのは〝コミュニケーション〟だ。「私達の仕事は新築工事とは異なり、居住者の皆様が生活している現場にお邪魔する工事です。工期も数カ月から半年と長期に亘るため、居住者の方々とのコミュニケーションを第一に考えてきました」(佐藤社長) そこで、同社が徹底しているのが〝挨拶〟だ。居住者と顔を合わせたら、まず明るく爽やかに挨拶すること。工事で不便をかけている居住者に、少しでも気持ちよく生活してもらいたいという思いからだ。 毎朝、現場の朝礼では必ず挨拶の練習を励行するほか、毎月実施する社員・協力会社・親方職人の勉強会でも、施工技術や安全衛生の勉強に加え、服装や挨拶、マナーの研修を取り入れ、全ての現場作業員への周知を図っている。 初めて現場に入る協力会社・作業員に対しても「新規入場者教育」を必ず実施し、その意味を理解させるところから教育する。 さらに、同社では居住者限定のブログを活用して作業の進捗や日々の工程、その日に入場する作業員の人数や洗濯物干しの可否などの情報をパソコンやスマートフォンで簡単に確認できるサービスを導入した。「私達の仕事は『建築業ではなくサービス業』だと考えて取り組んでいます。お客様から『大和の職人さん達は皆感じが良くて安心』と褒めて頂いたことや、ある現場では工事が終わりに近づいた時に『大和さんがいなくなると寂しい』と声を掛けて頂いたことなどは、この仕事の冥利に尽きる思いです」(佐藤社長) 毎月の「現場代理人」を対象とした勉強会の開催や定期的な現場パトロール、抜き打ち検査等、安全に配慮し、施工仕様や法令に準拠した工事を提供するための施工管理システムを構築。常に安心で高品質な施工に向けた努力も惜しまない。 こうした取り組みが信頼に繋がり、同社には多くのマンション管理組合から感謝状が贈られている。 また、昨年12月にはテレビ神奈川の経済情報番組「神奈川ビジネスUp To Date」でも紹介された。(番組動画はこちらから)https://www.youtube.com/watch?v=dfv2-hGV0ng 共に成長し続ける「チーム大和」 創業以来、佐藤社長が常に社員に言い続けていることがある。〝協力会社や親方職人、現場作業員を下請け扱いしない〟という事だ。「そもそも自分達が下請け仕事の厳しさを実感して、元請けの道へ進んだのです。協力会社や職人さん達をパートナーとし、『チーム大和』として共に発展しなければなりません」(佐藤社長) 2年後に創業60周年を迎える同社は、次代を担う人材の育成にも注力する。施工管理技士や建築士など各種資格の取得を積極的に推進。定期昇給とは別に資格手当を支給し、将来のキャリアアップにも繋げている。資格取得の条件が整った社員には、先輩社員が自身の経験や勉強法を伝授。さらに、仕事を早く切り上げさせ学校に通わせるなどバックアップ体制が整っている。 佐藤社長は同社の社風を「居心地の良い会社」だという。厳しさを保ちながら、若手社員も社長や上司に気兼ねなく話ができ、現場の意見がきちんと届く風土。佐藤社長もデスクを社員と同じフロアに構え、常にコミュニケーションを取り、喜びや苦しみも分かち合う。「全社員が気持ちよく働ける職場環境を大切にしたい」 と佐藤社長は言う。 また、横浜で生まれ育った同社は、近隣の清掃やボランティア活動、公共施設の無償塗装など、地域に根差したCSR活動にも積極的に注力。2014年には、「横浜型地域貢献活動企業」の最上位認定を受けた。「『チーム大和』が手を繋いで一丸となり、初代社長が社名に思いを込めた『大きな和』によって、苦しい時は皆で努力し、良い時は皆で喜びながら社会や地域に貢献したい」(佐藤社長)
【会社データ】本社=神奈川県横浜市南区高砂町2―19―5☎=045―225―8200設立=1960年12月資本金=1億円従業員数=90名売上高=70億1500万円事業内容=マンション・ビル大規模修繕工事、建物再生建築、バリアフリー工事、一級建築士事務所http://www.daiwa-co.com
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http://ryugi.blog.shinobi.jp/%E5%BB%BA%E8%A8%AD%E3%83%BB%E5%BB%BA%E7%AF%89%E3%83%BB%E5%9C%9F%E6%9C%A8%E3%83%BB%E8%A8%AD%E5%82%99%E3%83%BB%E7%AE%A1%E7%90%86/%E5%A4%A7%E5%92%8C%EF%BC%88%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BAno.1571%EF%BC%89大和(シリーズNo.1571)