「40周年ビジョン」で社員倍増プラン描くICT企業
第二創業期に「価値創造型企業」への転換を目指す
山里 真元 会長
今年11月、創業35周年を迎える老舗ICT企業・日本コムシンク株式会社が、2020年を「第二創業元年」と位置づけ、2025年の創業40周年に向けたビジョン「V40」を打ち出している。
「V40」の目指す所は、➀社員400名企業への拡大②売上の40㌫をDX技術で構成③4億円規模の受託開発獲得④社員平均年齢40歳未満への引き下げ➄社員の平均年収40㌫アップの5項目の明確な数値目標だ。
AIやIoT技術が進展する近年、従来の業務効率化を目的とするITではなく、ITを手段として経済・社会の変革に繋げていくDX(デジタルトランスフォーメーション)の考え方が重要視されている。
金属・製作金物会社の頼れる
問題解決のプロでありたい
勝見 武司 社長
建物において、外装パネルのように「耐候性と美観を備えた製品」、手摺のように「安全性と装飾性を要求される製品」、メンテナンスのために「機能性を重視される製品」等、求められる性能・機能が多岐にわたる金属・製作金物は様々な材料を使用して要求を満たしている。
また、建築における金属製品の多くがその建物のためだけに製作される「一品生産」であり、製品化には専門性の高い多くの事前作業も必要になる非常に難易度が高い業種。多種多様な材料・仕様に合わせて多くの項目が存在する複雑な見積業務や、建築のあらゆる部分との取り合いを考慮した施工図の作成、加工難度の高い金属の加工による製作、現地取り合い部の施工難度に影響を受けるために調整作業が多い施工業務などを正確に行う必要がある。
人材育成で100年企業のベースを作る
新たなチェーンサービスに挑む物流会社
中西 義彦 社長
大手産業機械メーカーのサービス部品を中心に、トラック輸送や庫内オペレーションなどトータルな物流業務を担う京阪久宝株式会社。今年で創業65周年を迎える業歴の中で培ってきた信頼と、「誠実」という企業理念を守りながら、4年前に就任した中西義彦社長は大規模な変革にチャレンジしている。
「景気の影響を受けにくいサービス部品を主に取り扱い、お客様との強固な信頼関係を築いてきた当社は安定しています。しかし、安定し過ぎて失っているものも多いのではないか――。今はお客様や先輩たちが作って来た流れに乗るだけで舵もエンジンも持っていません。これでは自力で大海を泳ぐことはできない。100年企業を目指すためには変わること、武器を持つことが重要だと思います」
見えないところに価値がある。
タイヤ加硫機用バルブのグローバルニッチトップ企業
市丸 寛展 社長
ゴム産業発祥の地と言われる福岡県久留米市に隣接する筑後市に本社を置く株式会社ROCKY-ICHIMARU。1万8000平方㍍に及ぶ敷地面積に6つの工場を構える同社は、タイヤの加硫工程で使われるバルブの設計製造を主軸に、タイヤの製造設備機器や産業系の高圧油圧機器製品などを手掛け、今年11月に創業から43年目を迎える。
「自動機械の設計を得意としていた父がたまたま地元の大手タイヤ工場の加硫機に使われている海外製バルブを見て、父からすると壊れやすく修理も容易ではない製品だったそうです。『これではおそらく製造現場の人たちも苦労してるに違いない』と、まずはバルブの設計開発からスタートしたのが創業のきっかけでした」
と語るのは、4代目となる市丸寛展社長だ。創業間もなくして同社が開発した3方ピストン弁は、安価で長寿命でメンテナンスが簡単という理想的かつシンプルな製品で、瞬く間に業界に知り渡り大ヒットを記録。「衝撃的に良いモノだった」と今も語り継がれる同製品は現在、国内大手タイヤ工場において9割以上のシェアを占める。
災害時に威力発揮!河川水を飲用水に
平常時は水道蛇口に繋ぐミネラル活水・浄水器
「SESERA」
今年1月大分県臼杵市に寄贈。中野五郎臼杵市長(左)と齋藤修一会長
近年、毎年のように発生する集中豪雨や台風、大地震などに起因する激甚災害。断水や停電が真っ先に起こる発災時にまず緊急的に必要となるのは、生命を繋ぐための飲用水の確保だ。
救援隊が到着するまでの不安な時間帯に心の拠り所として威力を発揮するのが、専用の足踏みポンプを取り付けることで、電気がなくても河川水や風呂の残り湯等を飲用水に転換できるミネラル活水・浄水器「SESERA(セセラ)」だ。
製造するのは、1990年2月の設立で今年30周年を迎えたモノづくり企業、株式会社サイテックス(齋藤修一会長)。約20年前から開発を開始し、水をきれいにろ過するだけの浄水器でなく、天然イオン石の貴陽石を組み込むなど、同社独自の改良を施して世に送り出したモノづくり企業としての自信作だ。
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