「ばね・医療機器・包装機械」の三本の矢
精密加工技術で成長を続ける京都企業
今井良平社長
京都には個性の光る企業が多い。その多くは研究開発型で高い収益力を誇る。最大の特徴は、他の企業が行っていることを真似ようとしない「独自性の追求」といっていいだろう。
昨年、経済産業省の「地域未来牽引企業」に選定されたマルホ発條工業株式会社も、独創的な技術で世界を切り拓くオンリーワン企業の一社といえる。
社名が示す通り、1954年に一つのばねからスタートした同社。ひと口にばねといっても形状や材質は様々で、その用途は日用品から最新鋭機器まで多岐に渡る。例えば、自動車一台に使用されるばねの数は二千とも三千ともいわれており、我々の生活に欠かせないパーツであることがよくわかる。中でも同社は微細加工の精密小物ばねを得意としており、その種類は実に一万以上にのぼる。
50年余の歴史を経て業績V字回復のIT企業
「夢大和」を旗印に100年企業を目指す
製紙大手・三菱製紙や機械商社の西華産業、ITベンチャーのソフトブレーンなど、様々な業種の企業で要職を歴任し、数多くの企業の事業再生を成功に導いてきた事業再生請負人として知る人ぞ知る駒木慎治社長。その駒木社長が2015年1月、最後のキャリアとして選んだのが、1966年10月設立の老舗IT企業、株式会社大和システムクリエートの事業立て直しと、100年企業への道筋を確かなものにすることだった。
「㈱大和計算センター」として日本橋の地で設立した同社は、大手企業をクライアントに実績を重ね、長い歴史で形成された誠実で勤勉な企業文化のもと、数多くのノウハウと最新技術への取り組みを通じて、顧客との深い信頼関係を構築してきた。91年に現社名に変更して以降も、物流・生保・公共・航空・鉄道・官公庁・通信など、幅広い顧客のプロジェクトに参加。新規開発から運用・保守に至るまで幅広い工程にワンストップで携わり、顧客からの厚い信頼に応え続けてきた。
驚きの速さで「親知らず」を抜いてしまう〝スゴ腕〟の噂を聞きつけ、東京・池袋のハルデンタルクリニックには関東圏外からも多くの患者が訪れるという。
「大抵の親知らずは数分で抜く自信があります。素早く抜歯する理由は、治療後の腫れや痛みを極力少なくするため。患者様の中には、遠方から来院される芸能人の方もいらっしゃいます」
ニッチ分野でベスト・ソリューションを提供
サポート体制に強みを発揮するシステム販社
小藤田 力 社長
加速するIT技術と共に目まぐるしい進化を遂げるデバイス環境。1984年、キヤノンのハンディターミナル販売を軸に、システム開発・構築・サポートまでを一括して担う販社としてスタートした東京オータス株式会社は、デジタル通信機器が普及する萌芽期から今に至るまで、顧客の「ベスト」ソリューションを追求し続け、今年12月に創業35周年を迎える。
「キヤノンが販売するハンディターミナルのユーザーサポート業務を担う会社が少ない状況の中、先代である父が立ち上げました。お客様に対して常に何ができるかを徹底的に考え、これまで地道にコツコツと実績を積み上げてきました」
世界で勝つための知財戦略をサポート
高級人財で次を読む特許庁登録調査機関
設立10周年を迎えた2016年に㈱先進知財総合研究所から社名を変更した株式会社AIRI。特許庁が定める登録調査機関10社の中でも、年間の調査件数が3万件を超える、民間ではトップのシェアを誇る知財調査のエキスパート集団だ。
「経営者が知財を自在に操ることにより、真に世界と戦えるのです。当社はそのために不可欠なより深い、より高度な調査能力を一件一件大事にしながら涵養(かんよう)しているのです」
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