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毎日新聞出版『サンデー毎日』で連載中の「会社の流儀」がWeb版で登場。中堅・中小企業の隠れた素顔や取り組みを紹介します。

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国産部品工業(シリーズNo.1303)

自動車エンジンのシーリングパーツで時代を切り開く
強い絆で結ばれたものづくり集団


伊藤俊浩社長

  京都府北部に位置する田園都市・綾部。美しい自然環境、多様な産業の集積地として、また舞鶴・若狭と福知山・京都を結ぶ交通の要衝として栄えてきたこの地で、唯一無二の存在感を誇っているのが国産部品工業株式会社だ。
1941年創業の同社は、自動車等エンジンのシーリングパーツ開発メーカー。空気や燃焼ガス、冷却水、エンジンオイルなど自動車に使われる流体を密封し、洩らさないためのガスケットや、高温の燃焼ガスが生む熱や音を周囲に伝えない遮熱・遮音機能を備えたヒートインシュレーターを設計・製造してきた。


現在では主流になっているが、世界で初めて、ガソリン用(四輪)エンジンのシリンダーヘッドガスケットをメタル化したのも同社。大手自動車メーカーと直接やり取りを重ねて築き上げた信頼関係をもとに、高品質の製品の製造・開発を行う。
「大手メーカーと二人三脚で設計・開発の段階から携われ、積み上げてきた技術力であらゆる提案・対応ができるのが強みです」と、伊藤俊浩社長は話す。
また自社内でソフトを用いて解析や評価を行えるのも強みのひとつ。中国、タイ、マレーシアに拠点を持ち、世界にもその名を轟かせている。

若い力を武器に
働き甲斐のある職場を目指して

現在同社が長期計画で取り組んでいるのが「働き甲斐のある職場づくり」だ。
「この会社に勤めてよかったと全従業員が思えて、夢や希望を実現できる会社を目指したい」と話す伊藤社長。就任した2年前から、様々な制度の見直しと社内の若返りを図り、時代に合った経営を目指してきた。 
細分化されていた組織体制を3部門に統一し、従業員の意見や幹部の指示、それぞれがスムーズに行き来できるように。その結果、社内に躍動感が生まれたと感じている。また自社内の生産設備を半自動化し、人にやさしい工程を展開中。従業員とのコミュニケーションを積極的に行い、社内の「見える化活動」などにも余念がない。
最近では、新卒採用にも力を入れており、教育制度も充実。入社して半年間は各部署を回り、生産工程を学ぶ。その後1~3年目まではOJTでじっくりと品質・安全の面から実際の仕事を身につけ、将来を担う人材を育て上げる。
「スキルも大切ではありますが、人柄を重視しています。綾部という土地だからこそ、都会では味わえない横の繋がりや絆を実感することが多いです。本当の意味でアットホーム、一致団結できる職場です」と熱く語ってくれた伊藤社長。世界に通用する製品を発信し、綾部ならではの絆をもとに、より良い環境を目指す同社から今後も目が離せない。 

【会社データ】
本社=京都府綾部市城山町7―2
TEL=0773―40―2620
資本金=6500万円
従業員数=171名
事業内容=自動車等エンジンのシーリングパーツの製造
http://www.kbk-k.co.jp

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