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毎日新聞出版『サンデー毎日』で連載中の「会社の流儀」がWeb版で登場。中堅・中小企業の隠れた素顔や取り組みを紹介します。

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角弘(シリーズNo.1567)

「よい商品を、より安く」
建設から暮らしまで人に優しい総合商社


小田桐 健藏 社長

 明治政府の財政政策「松方デフレ」の影響で全国的に農民が困窮し負債で苦しんでいた1883年。旧津軽藩家老大道寺族之助繁禎は粗悪な農機具を高く購入していた農家に「よい商品を、より安く」提供したいと地域の15人の共同出資者を募り「弘前農具会社」を興した。これが株式会社角弘の創業の原点である。
 現在は鉄鋼・建材の商社として東北5県に拠点を置くほか、ガソリンスタンド経営や化粧品・健康食品を販売。さらに建設からITまで9社のカクヒログループを構成し、年商700億円超の青森の一大企業集団としてその名を馳せている。
「時代に即応した経営戦略で創業135周年を迎えました」(小田桐健藏社長)
 小田桐社長は青森県平川市出身。津軽の藩校「稽古館」の流れをくむ東奥義塾中学・高校を経て法政大学に進学、卒業と同時に角弘に入社した。各部門を経験した後、2006年には代表取締役社長に就任。翌年、弘前大学、青森県を中心に開発を進めていたサケ鼻軟骨由来の機能性素材「プロテオグリカン」を抽出する「プロテオグリカン研究所」を青森市内に開設した。肌保湿に有効とされる「プロテオグリカン」は、コラーゲン、ヒアルロン酸、コンドロイチン酸と並ぶ健康素材で弘前大学が抽出技術を開発した当時はグラム3000万円ともいわれた。同社では、「プロテオグリカン」の量産化に成功し、化粧品・健康食品メーカーに供給するほか自社でも化粧品や食品などプロテオグリカン配合商品を製造・販売。地元局で流れるCMソングは振り付きで、耳にすると踊りだす子供もいるほどだ。

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大友産業(シリーズNo.1566)

創業50年「一所懸命」を貫くアルミ総合建材会社


室井 智直 社長

 創業50周年、サッシを中心に住宅用アルミ総合建材の販売施工を展開する大友産業株式会社
 当初は、地域工務店に向けてサッシを販売したが、より安定した経営基盤の確立を目指し、住宅分譲業界に販路を求めた。その中での大手住宅会社との出会いが転機となり、同グループの発展と共に成長を遂げた。
 また、室井智直社長は、創業者の父君と協力し、会社組織強化のために業務を見直し、各部署の役割分担を明確にして分業制を確立、作業を効率化した。働き易い職場環境整備にも注力。女性パート社員や海外技能実習生も活躍する同社のモットーは「一所懸命」だ。〝その場その場で全力を発揮。誠意を尽くして今この瞬間を大事にする〟
「全社員が同じクオリティーでサービス・アフターを提供し、レスポンス良くニーズに応える会社でありたいですね」(室井社長)

【会社データ】
本社=神奈川県綾瀬市深谷上7―6―41
☎=0467―77―1325
創業=1968年4月
資本金=1000万円
事業内容=サッシ・建材卸、取付工事、住宅機材販売
http://www.otomosangyo.co.jp

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共和運輸(シリーズNo.1565)

ドライバーの質と信頼を守り続けて45周年

太田 光彦 社長

 創業から45周年を迎えた共和運輸株式会社。大手酒造会社の下請け業者としてスタートし、大手路線会社の代行業務などへ事業領域を広げた同社は現在、厳しくドライバーの質を精査する東証一部上場の港湾運送会社からも確かな信頼を集め、安定した事業基盤を構築している。
「運送会社を良くするのはドライバー。現場で荷主や配送先の方々に直接会うドライバーの信頼が無ければ、長くお付き合いを続けることはできません。私は常に社員に恵まれてきました」
 と話す太田光彦社長が注力してきたのがドライバーの教育。「間違った事をしない」「妥協しない」を信念に〝強い教育〟を貫いてきた。
 さらに、今後はドライバーの世代交代も進めていくという太田社長。30代前半の健康で信頼できる人材の加入に期待している。 

【会社データ】
本社=東京都世田谷区上用賀5―2―13 パレドール上用賀1F
☎=03―3708―1231
設立=1973年11月
従業員数=40名
事業内容=一般貨物運送
https://kyowatransport.wixsite.com/home/company

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中尾鉄工所(シリーズNo.1564)

人々の生活基盤の整備に貢献する
下水処理場機械設備の国内専門メーカー



中尾 和夫 社長

 株式会社中尾鉄工所は1946年(昭和21年)の創業以来、産業機械、鋼構造物など国土軸建設から上下水道など生活の質的充実まで、人々の生活の基盤設備の向上に力を注いできた。その歩みは、わが国の上下水道発展の歴史に添って成長してきたといえる。
 本格的に下水道が整備されるようになった戦後、産業が急速に発展して都市への人口の集中が進んでからのこと。さらに、1970年の下水道法の改正により、下水道は町の中を清潔にするだけでなく、公共用水域の水質保全という重要な役割を担うようになった。
 同社は下水処理場施設に不可欠な「自動除塵機」や「沈砂掻寄機」等の製造を専門として、その地位を早々に確立。「除塵機」とは読んで字の如し、下水道管を通して流れて来るゴミを取り除く機械のこと。長年の経験を生かし、設備の設計・製造から据付調整、既存設備の改良・部品交換・メンテナンスまで一貫して行っている。

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大栄フーズ(シリーズNo.1563)

「美味創出」で日本食の未来を拓く
シーフーズ惣菜の世界的ブランド


岡 康人 社長
 

 高齢者世帯や単身世帯の増加、女性の社会進出などを背景に、10兆円規模にまで市場が拡大している惣菜マーケット(日本惣菜協会『2017年版惣菜白書』)。今やメジャー産業とも言える業界のパイオニアとして成長をリードしてきたのは、まさしくこの会社であろう。水産食品を使った惣菜メーカーとして世界規模のシェアを誇る大栄フーズ株式会社だ。
「ユネスコ無形文化遺産に登録されるなど、今では世界中で高く評価される日本食ですが、40年前は誰もメジャーになるとは想像していませんでした。しかし、私はフレンチやイタリアンと同じく、アジアの『帝国料理』である日本食こそがメジャーになるべきだと考え、日本の食文化の魅力を世界に発信してきました」
 と話すのは、1973年に28歳という若さで同社を創業した岡康人社長。40年以上も前に世界進出した「大栄フーズ」ブランドは、今や日本よりも海外の方が高い知名度を誇るほどに成長し、近い将来に国内販売の売上を超える見通しだ。
 そんな同社の代表的商品として、後の躍進を決定づけたのが「中華くらげ」である。他社に先駆け、惣菜としての量産化に成功した「中華くらげ」は現在、国内トップクラスといえる約40㌫(自社調べ)のシェアを誇る。

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