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毎日新聞出版『サンデー毎日』で連載中の「会社の流儀」がWeb版で登場。中堅・中小企業の隠れた素顔や取り組みを紹介します。

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ケージーエス (シリーズNo.1582)

100年企業目指して第2創業期に挑む
点字セルのグローバル・ニッチ・トップ企業


工藤 良次 社長

 現在では、ホームドアや電気錠、宅配ボックス、ATM等の内部機構部品として幅広く活用される、電磁力を縦方向の動作に変換する「ソレノイド・アクチュエーター」の製造を目的に、1953年6月、㈱広業社通信機器製作所として創業して一世を風靡し、89年現社名に変更したケージーエス株式会社(工藤良次社長)。その後80年代に開発し、今や世界70㌫のシェアを誇る視覚障害者用「点字セル」の製造販売を2本柱に今年創業65周年を迎えた知る人ぞ知るグローバル・ニッチ・トップ企業だ。
 高校卒業後様々な職業を経験し、20年前に同社に入社した工藤社長は、一貫して経理・総務・人事畑を歩み、会社全体を見渡す見地から徐々に経営を担う意志を固めていく。3年前の取締役就任を経て昨年9月、同社4代目代表に就任した工藤社長は、
「『ソレノイド』の全盛期から衰退期を経験し、『点字セル』の勃興から世界的普及、成熟期を迎えた当社は今、100年企業を目指して足場を固め、次なる飛躍のために力を蓄える、第2の創業期に立っています。先人達が残してくれた製品、サービス、技術、設備や施設を土台に、我々世代の思いと成果を加え、未来の仲間達に受け継いでいく。それこそが私に課せられた使命だと肝に銘じています」
 と、社長業を引き受けるに当たっての覚悟を語る。

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フィガロ技研(シリーズNo.1580)

ガスセンサのリーディングカンパニーとして
世界に安全・安心・快適を


天本 太郎 社長

 フィガロ技研株式会社―この一度聞けば忘れられない社名の由来が、ロッシーニの歌劇「セビリアの理髪師」であることは、オペラ好きでなくともピンとくる。
「主人公『何でも屋のフィガロ』のように、バイタリティとチャレンジ精神をもった会社でありたいという思いが込められています」と話す天本太郎社長
 快適な暮らしをしていく上で欠かせないライフラインであるガス。だが、一歩間違えれば、私たちを襲う悲劇になりかねない。
 1962年、プロパンガス爆発事故の悲劇を知り、「ガス漏れ警報器」の必要性を痛感した創業者の田口尚義氏が半導体ガスセンサの開発に着手し、世界に先駆けて製品化に成功。そのことが現在の家庭用ガス漏れ警報器の普及に繋がっている。
 1990年代には、画期的な生産方式を確立。均一かつ多数個取りが可能な厚膜印刷の技術を駆使した製造技術の導入で、〝大量生産〟と〝品質向上〟という二つの課題を克服した。

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松本興産(シリーズNo.1578)

高度な切削技術で「不可能を、削り抜け!」
秩父から世界に発信する精密部品メーカー



松本 直樹 社長 


 埼玉県の西部に位置する秩父郡・小鹿野町(おがのまち)は、県内でいち早く教育・交通・産業などの近代化が進められ、西秩父地域の中心地として発展してきた。200年以上の伝統を誇る「小鹿野歌舞伎」で知られるこの地で、50年間にわたる「ものづくり」を通じて、目まぐるしく動く時代のニーズに合わせて成長してきた精密部品メーカーが松本興産株式会社だ。

 同社の高性能CNC旋盤による金属切削技術は主に、進化が著しい自動車の先鋭的な機能に必要な精密部品として起用され、これまで不可能と思われていた技術を可能にしてきた。
「目には見えない部分ですが、衝突を妨げる技術や振動・騒音を吸収する技術など、コンピューター化によって生まれた新しい機能に必要不可欠な精密部品の開発製造に携わることで、より安全で快適な運転のコントロールを実現しました」
 と語るのは、二代目の松本直樹社長。現在、同社の自動車関連部品の売上比率は約80㌫を占めるが、松本社長が入社した1996年当時はゼロだったという。

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光英科学研究所 (シリーズNo.1577)

「腸能力開発。®」を究極の旗印に
体感の良い「乳酸菌生産物質」を提供


村田 公英 社長

「腸能力開発。」(商標登録済)―。本来なら、人の腸の中で乳酸菌が作り出している「乳酸菌生産物質」を体外で生成し、体内へ補うことが、その人自身の健康な「腸能力」をサポートすると考える、株式会社光英科学研究所(村田公英社長)が編み出した究極のスローガンだ。
「腸内フローラ」や「腸内細菌」といった言葉が各種メディアで取り沙汰され、腸の働きがその人の健康を左右することは、誰もが納得するところとなった昨今だが、同社は約半世紀前から「腸の能力」に着目。以来、各種乳酸菌群の共棲培養法の研究を続け、約25年前に16種・35株の乳酸菌・ビフィズス菌群を確定。健康な人の腸内で生成する代謝物と同様の「乳酸菌生産物質」を完成させた。
 病気や加齢により、自前の代謝物が十分に得られなくなった時には、体外で作った「乳酸菌生産物質」を直接摂取し、その代替とすると共に、腸がその能力を取り戻す助けにしようというのが、「腸能力開発。®」に込められた思いだ。

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石川組(シリーズNo.1576)

国際展示会輸送をリードする100年企業


石川 隆義 社長

 明治45年(1912)に英国船会社の代理店業務から事業を開始した株式会社石川組。その後、大正・昭和・平成の激動を乗り越えて100年以上の業歴を積み上げてきた。

「時代ごとに業態を変えながら、家族的な会社として人を大事にしてきました」
 と話すのは、4代目として半世紀以上、同社の指揮を執る石川隆義社長。コンテナ輸送にシフトする業界の大変革にも素早く対応し、独自の市場として開拓したのが国際展示会輸送だ。「東京モーターショー」をはじめ、世界50カ国以上のネットワークを生かし、名だたる展示会を支えている。
「特に好奇心と元気が溢れる若い社員を増やし、どんどん海外に出てチャレンジして貰いたいですね」
 と話す石川社長。次代の国際物流を担う人材の育成にも力を入れている。 

【会社データ】
本社=神奈川県横浜市中区新山下3―13―14
☎=045―623―8851
創業=1912年2月
資本金=1億円
従業員数=69名
売上高=約17億円
事業内容=港湾運送事業、通関業、倉庫業など
http://www.ishikawa-gumi.co.jp

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