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毎日新聞出版『サンデー毎日』で連載中の「会社の流儀」がWeb版で登場。中堅・中小企業の隠れた素顔や取り組みを紹介します。

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㈱おいしたく(シリーズNo.980)

「終活」の意義を伝え、新たな供養スタイルを提案
鈴木 優治 社長

 人生のエンディングを安心して迎えたい方にエンディングノートを活用した、小学生でもわかる面談であなたらしい人生のフィナーレを提案する、想いの届け人――。
 中立公正な終活カウンセラーとして活躍し、セミナー講師の依頼にも対応する株式会社おいしたくの鈴木優治社長の意思を表した言葉だ。エンディングノートの書き方指導に定評がある同社は、遺骨でつくる人工宝石など「手元供養」のニーズに応える商品も販売している。
 大手電機メーカー向けの特別半導体メーカーなどに長年勤務し、海外経験も豊富な鈴木社長。父親の突然の死をきっかけに、大切な人の死に備える必要性を痛感した。
 葬祭の多様化に対応しつつ、生前に行う準備の重要性を説き、本来尊重されるべき葬祭の形も提案する鈴木社長。将来的には生前葬など、人の終焉の総合プロデュースを手掛ける考えだ。
「お客様が求める終活をまずはエンディングノートから支え、遺す人・遺される人双方が安心できるようお力になりたいですね」(中)

【会社データ】
本社=東京都港区赤坂8―5―32 田中駒ビル2F
☎=03―6804―1560
設立=2013年9月
事業内容=終活・葬祭・相続カウンセラー、終活相談、葬祭関連商品販売
http://ioi-shitaku.com

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㈱トレジャー(シリーズNo.979)

薬剤師の独立開業を徹底サポート!
地域の「かかりつけ調剤薬局」を展開
半田 真澄 社長

 大型病院の近くに店舗を構え、通院患者の処方せん受け付けに特化する「門前型」の調剤薬局。厚生労働省による診療報酬改定で、特定の病院からの処方せんが9割を超え、月2500枚超を受け付けている薬局の調剤基本料は従来の4割減にまで下がった。
「6年制薬学部を卒業した学生の採用も始まり、都心部では薬剤師の充足も感じられる。近年薬剤師を取り巻く環境が大きく変化する中、30代半ばから40代の経験豊富な薬剤師が理想の調剤薬局開業を目指して独立するケースが増えています」
 と、首都圏の医療モールなどで調剤薬局「たから薬局」を20店舗ほど展開し「たから整骨院」「たから売店」も運営する株式会社トレジャーの半田真澄社長は話す。
 自社で医療機器や化粧品の製造・販売も行っている同社。イタリアとイスラエルに事業所を有し、外国製の優れた医療機器などを日本に届ける役割も担っている。同業他社には無いユニークな事業展開が特徴だ。
 そんな同社は、起業を志す薬剤師の独立支援に注力。少ない自己資金で、同社が精査した優良物件で開業できるプログラムを提供している。FCではなく同社の100%子会社として開業するため、将来的には株式譲渡によって完全独立を果たすことも可能だ。
 薬剤の仕入れ交渉や医師との連携、経理・総務業務などは同社が対応。開業に伴うリスクを抑え、骨太の調剤薬局経営を実現する万全な支援体制が強みだ。
 開業までの間は、同社の社員として店舗での研修を受けられるので失職する心配も無い。薬局経営に必要な能力をしっかり身につけられるため独立後も安心だ。
「患者さん一人ひとりの健康相談にも親身に応じられる、地域の『かかりつけ調剤薬局』を目指す薬剤師さんは多い。そんな高い志を持つ薬剤師さんを積極的に応援しています」(半田社長)
 筑波大学第二学群生物学類卒業後、外資系診断薬メーカーのロシュ社に入社した半田社長。同期入社の仲間として出会ったのが創業者の田中幹雄会長だった。田中会長は若くして独立。半田社長はジョンソン・エンド・ジョンソンへと移り、約14年間キャリアを積んだ。
 昨年、新事業の開始に備え田中会長が中国に拠点を移すことに伴い、半田社長に代表取締役就任の白羽の矢が立つ。ロシュ時代の同期達も半田社長を推薦した。

「人は宝物」が理念
在宅医療にも対応

 体外診断薬や医療機器の販売を担う、グループ企業のティーアールファーマの代表も兼任する半田社長。自身の経験を生かし3年で経営を軌道に乗せる計画だ。
「当社の理念は『人は宝物』。国民が望む医療のグランドデザインに沿い、今後は在宅医療に対応する薬剤師も養成する。薬剤師の組織化による体制の強化も図ります。薬剤師の可能性を広げ、世の中に貢献する企業を目指し続けたいですね」

【会社データ】
本社=東京都中央区日本橋本町1―1―8 KDX新日本橋ビル10F
☎=03―6265―1984
設立=2003年9月
資本金=2000万円
従業員数=111名
事業内容=調剤薬局・整骨院運営、薬剤師の独立支援、医療機器・化粧品製造・販売
http://www.tre-net.jp

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e-flat(シリーズNo.978)

太陽の恵みで生活を豊かに!
女性の力で安心の資産運用を実現


東平 豊三 社長 
 
 2012年7月の再生可能エネルギー固定価格買取制度(FIT制度)開始から約2年。産業用太陽光発電の市場が急拡大する中、昨今注目を集めているのが、1つの太陽光発電を複数のオーナーが共同で所有・運営する「分譲太陽光発電」だ。グリーン投資減税を活用でき、遊休地の有効活用にも寄与する新しい資産運用の手段として人気を博している。


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㈱ニューワールド・ワン(シリーズNo.977)

〝世界のアパレル工場″バングラデシュが熱い!
平郡 重義 社長

 欧米のファストファッションメーカーが相次いで進出し、今や〝世界のアパレル工場〟と呼ばれる国がバングラデシュだ。
「人件費の高騰やカントリーリスクなどを背景に、製造各社は中国からASEANなどに生産拠点を移し始めている。親日国でもあるバングラデシュは、アパレル業界の〝ポスト中国〟として期待されています」
 こう話すのは、株式会社ニューワールド・ワンの平郡重義社長だ。平郡社長は慶大卒業後、三菱商事で活躍。2012年に同社を設立し、日本とバングラデシュの経済・文化交流、社会貢献活動に注力している。
 同社は現地のOEM/ODM工場20カ所と提携し、高品質なアパレル・靴を生産。欧米出身の若手デザイナーが常駐し、ラグジュアリー製品にも対応。小ロット・適正低価格の要求にも応え、信頼を獲得している。
「スーツやコート、ドレスなどの重衣料も手掛けたい。先々は自社工場設置も視野に生産力強化を図り、ネット通販も展開します」   (森)

【会社データ】
本社=東京都港区三田3―4―20 三豊ビル2F
☎=03―6459―4894
海外拠点=ダッカ(支店)、台北・ニューヨーク(連絡事務所)
設立=2012年4月
事業内容=アパレル・シューズ製品のデザイン・商品企画・生産管理・輸出入
http://newworld-one.com

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ウイングトラスト(シリーズNo.976)

100万円からできる安心の不動産投資


田中 伊世子 社長

少額不動産投資の画期的な手法として、ウィングトラスト株式会社「不動産OWNER’S倶楽部」が好評だ。1つの不動産を、複数のオーナーが共有名義で所有するのが特徴。1口100万円で、賃貸借契約に基づき保証された定額賃料が安定的に支払われる。


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