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毎日新聞出版『サンデー毎日』で連載中の「会社の流儀」がWeb版で登場。中堅・中小企業の隠れた素顔や取り組みを紹介します。

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㈱宣工社(シリーズNo.1015)

品質管理とメイド・イン・ジャパンで付加価値を!
連携・連動によるワンストップの総合物流サービス


長内 英俊 社長

 メーリング事業のパイオニア的存在として豊富な実績と信頼を積み上げてきた株式会社宣工社が8月1日、500坪強の敷地を持つ新たな物流センターを稼動させる。

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㈱大木無線電気(シリーズNo.1014)

太陽光発電で電気ハツラツ!
船橋市芝山から世界に羽ばたく躍進企業

 
大木 武士 社長

 大型家電量販店の進出や後継者不足などにより、減少の一途をたどる地域密着型の電器店。そうした厳しい状況が続く業界内にあって、目を見張るほど成長を遂げている企業がある。今年創業40周年を迎えた、千葉県船橋市の株式会社大木無線電気だ。

 カーオーディオなどの自動車用品を中心とした雑貨の販売・取り付けから事業をスタートした同社。その後家庭用電化製品の取り扱いも開始し、アマチュア・業務無線の販売・工事も手掛けるようになった。やがて官民問わず幅広く電気・通信・空調工事を手掛けるなど、時代の変化とともに事業領域を広げている。

 そんな中、近年注力しているのが省エネ・創エネ関連事業。特に太陽光発電システムの販売・施工では業界有数の実績を築き上げている。家庭用に始まり、メガソーラーなど産業用太陽光発電分野にも進出。2012年7月の再生可能エネルギー固定価格買取制度開始以前からいち早く事業化に向けた準備を進め、今では北は北海道、南は九州まで全国に納品実績がある。

 同社の強みは設計・機器調達・施工・メンテナンスまですべて自社社員が担える業界有数の対応力と技術力。また扱う商品に特徴があるのも強みだ。高品質・低価格な海外の商品を積極的に取り入れている。特に太陽光パネルは太陽光発電先進国として知られるドイツのソーラーワールド社製の長期性能ランキング世界一のパネルを日本で最初に案件採用し、注目を集めた。

 パネルを設置する架台の研究・開発にもいち早く着手。現在、中国・台湾メーカー6社と提携し、新たにメガソーラーに特化した架台や太陽光を無駄なくパネルに照射できる追尾式架台の開発も手掛けている。

 製品性能を確認するために実証実験を重ね、自社で納得したものだけを顧客に提案しているのも特長だ。自社でも太陽光発電所を運営しており、現在合計5メガ㍗超を建設中。長期にわたる安定的な発電を証明するための試みでもある。

 国内で獲得した信頼・実績を引っ提げ、海外進出にも意欲的な同社。すでにカンボジアに関連企業を設立し、台湾でも現地法人の立ち上げを計画している。

2代目社長が率先垂範
財務体質を大幅改善



 時代のニーズを的確に捉え、同社を力強く牽引しているのが大木武士社長だ。大木社長は松下電器産業(現パナソニック)出身。「箱物」を中心とした電気工事から数十億円規模の通信インフラ事業まで、現場代理人・監理技術者を経験し、07年に家業である同社に入社した。翌年、創業者で父君の大木常昭氏が逝去。急遽2代目社長に就任した。

「電気屋は何かと重宝されるため仕事に困ることはない。しかし、私が入社した当時は仕事量こそ多かったものの、資金繰りの厳しい状況が続いていました。会計や経営の勉強をする中で、下請け中心の経営体質から脱却することが生き残るために不可欠と考えました」

 ちょうど世間は地上波テレビ放送のデジタル化を目前に控えていた頃。多くの電器店は地デジ対応テレビの販売に注力していた。だが同社は主業務である電気工事業のノウハウを生かしながら、他社と差別化できる道を模索。導き出した答えが太陽光発電事業だった。

「技術力とセットになった商品を直接お客様に販売し、自ら流通を生むことで現状を打破できると考えました。〝太陽光発電のプロ中のプロ〟を目指し、この分野ではどこにも負けない企業をつくろうと決心しました」

 以降セミナーや海外視察、資格研修に参加するなど貪欲に太陽光発電を学んだ大木社長。たった1人で住宅用太陽光発電システムの設計・営業・販売を手掛け始め、最盛期は月20件の成約を含め1人で年間100件以上を販売した。クーリングオフは過去に1件もない。

「当初、周囲からは反対の声も上がりました。そこで、まず私自身が手本となり、実績を重ねる必要があると考えました。日常の業務と並行して新たなことに挑戦するのは大変でしたね」

 そして今日、太陽光発電事業で見事飛躍を遂げた同社。大木社長就任以降、売上は従来の20倍以上にまで増大した。不用意に事業拡大目的だけで人材を増やしたり無駄な経費を掛けたりすることなく、経営効率の見直しによって財務体質の大幅改善に成功した。

 躍進の背景には、太陽光発電やオール電化、リフォームの分野で活躍する中小企業約100社で結成された全国組織「職人革命会」の存在も大きいという。

「毎月1回勉強会が開かれています。日々の情報共有や仲間との親交はとてつもない後ろ盾となりました」
 心の学校創設で著名な佐藤康行氏に師事し、人間力を高めるべく研鑽に努める一面も。「今があるのは佐藤先生から学んだおかげ」と大木社長は感謝を表す。

 また、若手人材の採用にも注力。「社員は社会の財産」との考えから、世の中に必要とされる魅力あふれる人材の育成に励み、社会貢献活動にも力を注いでいる。

「私達にとって太陽光発電事業の成功がゴールではない。培った技術を生かして社会に貢献でき、自分達もワクワクできることは何かを常に追求しています。その結果、『水・土壌』をテーマにした新たな環境事業に乗り出すことを決めました」

 すでに養豚場に電解水設備を設置し、労働環境・畜産衛生問題の改善に挑戦。農業や病院、介護福祉施設、学校、食品工場など衛生管理徹底が求められる様々な場での導入も目指している。

地元・芝山への貢献を続け
町のシンボルを目指す



 このように、地域の電器店から世界を駆け巡るグローバル企業へと進化を遂げた同社。しかし、慣れ親しんだ地元・船橋市芝山への貢献も決して忘れることはない。大木社長は話す。

「近隣で40年以上の業歴を有する企業・店舗は当社を含めてわずかになりました。この地に店舗を構え続けるのは地域への責任でもある。近い将来、芝山において個人でも気軽に出店でき地元の人々で賑わうコミュニティを設けるのが私の夢。そのためにも今後も町のシンボルを目指し『電気ハツラツ!』に邁進していきます」

【会社データ】
本社=千葉県船橋市芝山4―18―1
☎=047―465―4186
創業=1974年1月
資本金=2000万円
売上高=約24億円
従業員数=15名
事業内容=太陽光発電設備工事・電気設備工事・電気通信設備工事・空調設備工事一式、家庭電化製品販売、ハト被害対策
電気工事業 千葉県知事許可(特―25)第39936号
管・通信工事業 千葉県知事許可(般―23)第39936号
http://www.ooki-musen.com

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㈱T.A.P(シリーズNo.1013)

不動産のお悩み相談窓口として好評
「リニュアル仲介」で実績増大
高橋 佳代子 社長
「家を買いたいけど、どんなことに気を付けたらいいの?」「不動産の相続対策は?」「住宅ローンの返済が厳しい。何か方法は?」というように、不動産で悩むことは多い。しかし、誰に相談をすればよいのかわからないという人も多いだろう。そんなあなたにご紹介するのが、三軒茶屋にある不動産仲介会社、株式会社T.A.P(タップ)だ。
「当社では不動産取引を中心に物件の情報提供に留まらず、ローン・税金・保険などお客様に応じたライフプランのご提案など、あらゆる方向からお客様をトータルにサポートします」と話すのは、高橋佳代子社長。
 同社では、購入・売却以外にも、不動産取引に関するすべての相談を受ける。そして、必要であればその都度顧客と各専門分野の業者を結びつける、キーパーソン的役割を担っている。
 また、「リニュアル仲介」という新たなサービスを採用。リニュアル仲介は買主に寄り添った仲介サービスを展開する。
「中古物件の中には、耐震性に問題があるまま引き渡されてしまうものがあります。ここ最近の頻繁な地震を考えても、安全性を確保した状態で売るべきだと考えています」
 リニュアル仲介であればインスペクション(建物調査)を行い、リフォームについても本部が定めた高い基準をクリアした工事会社が対応するので、安心して購入することができる。
「築20年を超える木造住宅でも、耐震性の確保を証明する『耐震基準適合証明書』があれば住宅ローン減税と不動産取得税軽減の対象にもなります」
 と、高橋社長はしっかりとしたインスペクションと、リフォームの重要性を説く。

長年の経験と専門性に加え、
女性ならではの気配りを提供

 同社の幅広く手厚いサービスは、高橋社長の豊富な経験と知識によるものだ。
 高橋社長は仙台の七十七銀行に入社後、不動産業界に興味を持ち、リクルートコスモス(現・コスモスイニシア)に転職。その後不動産調査会社に勤め、その経験を生かすため2009年に同社を設立した。
 顧客に的確なアドバイスをするために、宅地建物取引主任者をはじめ、不動産コンサルティングマスター、相続アドバイザー、任意売却エージェント、既存住宅アドバイザーなど様々な資格を取得。今もなお、専門性の向上に努力を惜しまない。
「宅地建物取引主任者が来年度から宅地建物取引士となるこの業界において、知識と専門性は不可欠です。今後もお客様のお悩みに対し頼れる相談役であり続けたい。そして出会って良かったと思っていただけるような仕事をしていきたいと思います」(高橋社長)
 高橋社長の”不動産業者らしからぬ”物腰柔らかな雰囲気は非常に印象的だった。同社の活動は関東一円と広範囲。不動産でお悩みのあなたは、まず一度相談してみては。(發)

【会社データ】
本社=東京都世田谷区太子堂4―7―3―8F
☎=03―6450―7223
設立=2009年12月
資本金=300万円
事業内容=不動産コンサルティング。不動産仲介(売買専門)
http://www.tokyo-ap.com

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アルファフーズ(シリーズNo.1012)

健康に良い食材と美味しさを追求した非常食!
緊急時の食料対策「UAA食品美味しい防災食®」


内海 大樹 社長

 地震大国ニッポン――。平均すると1年間でマグニチュード7.0以上の地震は1~2回、8.0以上の大地震は10年に1回のペースで発生しているという。

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東京内職センター(シリーズNo.1011)

主婦の「働きたい」に応える内職業の革命児
多彩な商品知識で新規クライアント開拓


佐藤 洋一 社長

 家庭に入ってからも働き続けたい――。株式会社東京内職センターは、多くの主婦の「働きたい」をサポートし、手作業を中心とする丁寧で的確な内職業務でクライアントの「困った」を解決している。

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