「信頼」という無形財産を積み上げて30年
若者たちが輝きを放つ中古機械卸売会社
中古工作機械の卸売業者として日本のモノづくりを支え、今年で創業30年目を迎えた株式会社小林機械。常に顧客目線に立ち、「信頼」を積み上げ続ける背景にはベテラン職人に引けを取らない技術を持つ若き社員たちの奮闘がある。
「信頼という『無形財産』を守り続けるために、今ではほとんどの機械を自社で直せるところまで技術を伸ばしてきました。その技術を担っているのは20代を中心とする若者たちです」
と話す小林良文社長は高校卒業後、父君が地元の大阪・堺市で営む機械商社に就職。その後、独立への思いを実現すべく、自身も21歳という若さで単身群馬にわたって同社を設立した。
人材育成で100年企業のベースを作る
新たなチェーンサービスに挑む物流会社
中西 義彦 社長
大手産業機械メーカーのサービス部品を中心に、トラック輸送や庫内オペレーションなどトータルな物流業務を担う京阪久宝株式会社。今年で創業65周年を迎える業歴の中で培ってきた信頼と、「誠実」という企業理念を守りながら、4年前に就任した中西義彦社長は大規模な変革にチャレンジしている。
「景気の影響を受けにくいサービス部品を主に取り扱い、お客様との強固な信頼関係を築いてきた当社は安定しています。しかし、安定し過ぎて失っているものも多いのではないか――。今はお客様や先輩たちが作って来た流れに乗るだけで舵もエンジンも持っていません。これでは自力で大海を泳ぐことはできない。100年企業を目指すためには変わること、武器を持つことが重要だと思います」
量販店向け花き物流のプロ集団として15周年
フラワー産業を革新する総合ベンダーに進化
加藤 智也 社長
市内に250軒以上の花き生産農家がひしめく、世界でも稀な〝花のまち〟と言われる埼玉県鴻巣市。東日本最大級の花き専門市場「鴻巣フラワーセンター」に本社を構え、ホームセンターをはじめとする量販店に美しく良質な花を届けているのが株式会社フラワーロジテムだ。
「花は鮮度が命。何があっても納期を守り、リードタイムが短い物流の提供を貫くことで信頼を積み上げてきました。今では大手ホームセンターのほとんどから注文を頂いています」
と話すのは、浦和学院高校テニス部出身の加藤智也社長。今後も、さらにスピードと付加価値を追求して「スーパーロジスティックスを実現したい」と話す。
「誠心誠意」を指針に70年。信頼が発展を導き
製造分野へ更なる可能性を拡げる靴卸売企業
顧客ニーズや品質への目利きに長けた卸売企業がメーカーに転じ、劇的に成果を挙げるケースが稀にある。浜松に本社を置く株式会社裕豊商会はこの5月に設立70周年を迎え、靴の分野で興味深いシフトを図ろうとしている。
「父は厳格で真面目、仕事が趣味のような堅物でした。父の堅実経営がここまで来れた大きな要因です」
と話す石川順一社長は成蹊大学を卒業後、婦人靴の卸売会社で3年半の〝修行〟を経て1981年に同社に入社した経歴を持つ。その経験から百貨店へと販路を広げ、それまで紳士靴を主力としていた同社の販売比率は婦人靴中心に推移し、その頃スタートしたスクロールとの通販事業によって売上規模は更に拡大した。
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