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会社の流儀BLOG

毎日新聞出版『サンデー毎日』で連載中の「会社の流儀」がWeb版で登場。中堅・中小企業の隠れた素顔や取り組みを紹介します。

京英ランド(シリーズNo.1237)

安全・安心な農産物を適正価格で安定的に
お客様の信用が第一、利益はその次


 王 京英 社長

「例えるなら中国は母親、日本は父親。どちらも私を育ててくれた大切な存在」と語るのは、生鮮野菜の輸入販売で着実に業績を伸ばしている京英ランド株式会社王京英社長だ。


 王社長は中国・北京の出身。日本で仕事がしたいと考え、留学生として来日。日本語学校を卒業後「語学を生かせるから」との恩師の勧めで貿易会社に就職した。3年間の会社勤務を経たのちに独立起業した。
「今年で会社設立20周年。気が付けば日本で暮らした年月も中国で育った年月と変わらなくなった」という。
 同社は中国をはじめアジア、アメリカ等の各国から松茸、タケノコ、長ネギ、玉葱、ニンジン、椎茸、クワイなどの生鮮野菜を調達し、主に外食産業向けに販売している。会社のモットーは「安全・安心な商品を適正価格で安定的に供給すること」

徹底した生産管理体制の
現地契約農場

 同社は中国各地に契約農場を有し、生産段階から厳しい管理体制の下、商品を調達している。契約した農場には、まず日本から専門家を招いて土壌の改良から始めた。次に、技術指導者を派遣して現地生産者に色や形・サイズにまで拘る日本の規格に適合した野菜の栽培技術を「何故そこまでやるのか」ということから懇切丁寧に指導。必要があれば彼等を日本に招きスーパーマーケットの売場やレストランの調理の現場を見学、自分達が栽培する商品がどの様に消費されているかを肌で感じ理解してもらう努力も惜しまなかった。
 食の安全への取り組みも怠らない。農薬や肥料の使用状況を徹底管理・記録してポジティブリスト制度にも対応している。
 中国各地にこの様な契約農場を持つことで、旬の農産物を一年中安定的に適正価格で提供できる体制を整えた。例えば長ネギは6月~12月は山東省、1月~5月は福建省の契約農場から調達する。栽培できない松茸、タケノコは時期が異なる産地から無農薬の地の物を厳選して供給する。同時に日本国内の新鮮野菜も産地と契約し、供給する。
 日本国内では日々価格変動する生鮮野菜。スーパーマーケットならその日の仕入値で売値を変更できるが、メニューも販売価格も決まっている外食産業ではそうは行かない。
 同社では松茸、タケノコ、長ネギ、玉葱などの商品は、商談の上で期間を定めた固定価格での販売にも対応している。安全で一定の規格品質のものが安定的に入ることが顧客の安心と信用に繋がる。確かにこれら一連の取り組みにはコストがかかる。しかし、王社長は「信用が一番、利益はその次」と言う。
 一方、同社では現在、輸出も手掛けている。北海道や青森で獲れたナマコなどの水産物を香港に輸出している。今後は「カット野菜など日本の質の高い農水産物を海外に紹介し、日本の農水産業の維持・発展にいささかなりとも貢献していきたい」と意欲的だ。 

【会社データ】
本社=東京都大田区東海3―6―6 京英ビル
☎=03―5492―3733
資本金=1000万円
設立=1996年3月
事業内容=青果物、水産物、生花、キノコ、食料品、その他の輸出入・販売
http://www.kyoeiland.com

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