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会社の流儀BLOG

毎日新聞出版『サンデー毎日』で連載中の「会社の流儀」がWeb版で登場。中堅・中小企業の隠れた素顔や取り組みを紹介します。

遠山鐵工所(シリーズNo.1149)

日本の水道インフラを支え続けて82年
受け継いだ歴史と想いを力に業界革新を目指す

遠山 善彦 社長

 大口径ダクタイル鋳鉄管継手の製造を武器に、1933年の創業時から日本の水道インフラを支え続ける株式会社遠山鐵工所。2015年1月に、歴史ある企業の舵取りを託されたのが遠山善彦社長だ。

 創業者である曽祖父から数えて4代目となる遠山社長は、人間教育で名高い麗澤大学を卒業した01年に同社に入社。製造現場から営業、管理などのあらゆる業務を経験したことで、会社全体の強み・弱みを把握する。先代社長はもちろん、顧客や社員ら周囲の人々の協力を得ながら、幼いころより意識していた事業継承への自信を付けたという。
「ニッチでも、なくてはならない鋳鉄管継手の分野で自社ブランドを持ち、営業マンが全国で育んだ信頼が仕事を生んでいることが当社の強みです。人間力を高めながら、培われたノウハウや先輩方の想いを受け継ぎ、激しい時代の変化に対応できる体制を整えたい」
 と、遠山社長は創業100年に向けての覚悟を語る。
 衝撃や地震に耐えうる靭性を持つダクタイル鋳鉄を用いた鋳鉄管継手を製造する同社。現在では全国2社のみとなった大口径鋳鉄管継手の製造会社として、日本全国の水道インフラに製品を供給している。
 鋳物の町、埼玉県川口市で創業し、水道インフラの発展とともに成長を続けてきた同社。しかし、70年頃からベッドタウン化の進む市内では工場の数が減少。生き延びた工場も環境配慮に頭を悩ませていた中、いち早く82年に新天地・久喜市へ全社員の転居を伴う生産拠点の移転を決めた。再出発の原動力となった社員達は、今もOBとして遠山社長はじめ、現役社員を精神面からサポートしている。

魅力ある社内制度が充実
誇り持てる職場を目指して

 楽しく、誇りを持って仕事に取り組める環境を目指し、社内制度の見直しを進める遠山社長。受け身ではなく、数字目標に対して自らが行動を起こすことの重要性を喚起し、社員の意識改革に取り組んでいる。
 一つに、数字には表れない面を評価する制度として社内通貨を採用。社員の日頃の頑張りを知る部長から配布される通貨は、社員自ら遠山社長に提出し換金を受けるシステムで、社内の士気向上に一役買っている。
 また、社内公募中の「ゆるキャラコンテスト」は、社員のほか、社員の家族の参加も歓迎。最優秀作は同社のマスコットとして活用される計画で、今年10月には結果が発表される。
「こうした取り組みの継続で、社内全体に一体感が醸成され、社員に勢いと積極性が生まれました。彼らの前向きな変化に、私もしっかり応えていきたいです」
 と話す遠山社長は、計画注文・計画生産など、水道インフラ業界全体での合理化実現に向けて、関係各方面との対話を進める方針だ。「遵守・成長・追求」の社訓の下、生活に不可欠な仕事を担う企業としての責任を果たしていく。  

【会社データ】
本社=埼玉県久喜市菖蒲町昭和沼18 久喜菖蒲工業団地
☎=0480―85―2111設立=1933年7月
資本金=3000万円
従業員数=80名
事業内容=水道用鋳鉄異形管等、銑鉄鋳物の製造販売

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