忍者ブログ
Home > 製造・設計・技術開発 > 築地製作所(シリーズNo.1335)

会社の流儀BLOG

毎日新聞出版『サンデー毎日』で連載中の「会社の流儀」がWeb版で登場。中堅・中小企業の隠れた素顔や取り組みを紹介します。

築地製作所(シリーズNo.1335)

確かな技術と知識量で57年の実績を誇る
暮らしを支える継手専門メーカー

黒澤 信佳 社長
 
   規格の異なる機械部品やホース、配管、パイプを繋ぎ、油や空気、粉体といった流体を送るための橋渡し役を担う継手。

 水道・ガスなどのエネルギー分野をはじめ、建設機械、自動車、工業・農業機械など、産業のインフラを支える〝影の立役者〞だ。
 株式会社築地製作所は、延べ1万点以上にものぼる多種多様な継手関連製品群を誇り、半世紀にわたり培われた確かな技術力と豊富な知識量で、他の継手メーカーを圧倒している。


 群馬県・吉井町(現 高崎市)で育ち、学業終了後上京しポンプメーカーに勤務した創業者の黒澤勲治氏は、高度経済成長期の産業界が飛躍的に発展していく中で、その当時ニッチな製品であった継手に商機を見出し、独力で起業。近隣住民からの要望で消防ポンプや消火器関連の修繕を行うとともに、継手や農業用のゴムホース、配管の製造・販売を手掛けるなど、着実に地盤を築いていった。
「現在、東京本社を起点に、札幌・仙台・新潟・広島・福岡営業所、タイのバンコクに現地法人 ツキジ・タイランドを展開。そのうち5カ所にホース金具取り付け加締機を導入し、加締作業を全国で行える体制を整備している点も同社の強みです」
 と、語るのは同社の2代目代表の黒澤信佳社長だ。
 特に仙台地区では、2011年3月の東日本大震災の影響で土木工事が増加し、加締の需要も拡大。また、近年建設機械が油圧式へと転化したことにより、油圧・高圧継手の製造にも力を入れ、時流に沿った顧客のニーズに対応している。

コミュニケーション力の向上を通して
「継手のスペシャリスト」を目指す

 黒澤社長は高校卒業後、電気系の専門学校に通い消防関係の企業に入社。2年間の勤務ののち、22歳で同社に入社した。
「最初は自ら加締作業をし、顧客への配送も行っていたので、技術力だけでなく、顧客のニーズを探る対話力も必要とされていました」
 と、黒澤社長は当時を振り返る。
 やがて常務として経営に携わるかたわら、社員教育や経営についての勉強会に8年間参加。そして昨年、満を持して代表に就任した。
 就任後、まず着手したのが、社員評価制度の見直しだ。日頃の勤務態度や成果を考慮した給与を支給することで、労働意欲の底上げを図った。また、より顧客に密着したコミュニケーション能力の強化と、顧客の声を吸い上げ、社内で情報を共有するなど、社内コミュニケーションを通し、業務の円滑化を全社員一丸となって推進している。
 新製品の開発にも余念がない。住宅用の排水管内に溜まった老廃物を、管を傷つけずに洗浄する「クリンパワーホース」を開発。顧客からも高評価を得ている。
「今後は、景気に左右されない堅実経営を推進するとともに、あらゆる分野で顧客の要望に応えられる〝継手のスペシャリストを目指したいですね」
 と、黒澤社長は語る。

【会社データ】
本社=東京都墨田区立川3―18―10
☎=03―3632―5211
設立=1959年8月

資本金=1000万円
事業内容=工業・産業用油圧高圧継手、ホース、バンドの製造・販売
http://www.tsukiji-ss.co.jp

拍手[0回]

PR
コメント
お名前
タイトル
メールアドレス
URL
コメント
パスワード

『サンデー毎日』最新号絶賛発売中!

サンデー毎日 2017年10月29日号 [雑誌]

2017年10月29日号

新着記事

「スマホで見る」会社の流儀も配信中!

運営会社

株式会社エスコミュニケーション
編集タイアップ企画のパイオニアとして、頑張る日本の中小企業を応援しています。マスメディアでは報道されない各社の素顔と魅力をお届けします。
《掲載をご希望の場合はこちらまで》
s-comm@s-comm.co.jp

P R