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会社の流儀BLOG

毎日新聞出版『サンデー毎日』で連載中の「会社の流儀」がWeb版で登場。中堅・中小企業の隠れた素顔や取り組みを紹介します。

彌生ヂーゼル工業(シリーズNo.1470)

インターンシップ・技能実習制度で人材採用
取引先からの信頼も厚い老舗の自動車整備会社

細田 健 社長

人・モノを運ぶバスや大型トラックなどの事業用自動車は、毎年車検が必要なのをご存じだろうか。彌生ヂーゼル工業株式会社は車検や整備・修理を担い、70年超の歴史を刻む業界の老舗企業だ。
「陸軍戦車部隊の検査隊長の経験を持つ創業者が立ち上げた当社は、業界でも黎明期の創業になります。以来、取引先に恵まれ、現在まで信頼を積み重ねてきました」
 と語るのは、細田健代表取締役
 金融機関から取引先であった同社に2006年に財務担当として入社し、11年に代表取締役に就任した。以来、右肩上がりの成長を指揮してきた。
 事業の柱となるのは、一般運送・海運関係車両の車検・整備だ。本社のある「葛西トラックターミナル」では現在同ターミナル唯一の整備事業者として車検から緊急修理まできめ細かく対応。また、大井工場は大井埠頭に隣接し、海運関係の運送事業者を中心に、特性を考慮した迅速かつ的確なサービスを提供している。


 その取引先はメーカー、ディーラーや運送会社などを中心に百数十社にも及ぶ。うち、一番売上が多い企業でも、全体の10㌫以下だという。バランス良く、新たな取引先を増やすことで、安定した成長を可能にした。
「諦めず続けて行けば、結果は出る、と考えて経営を続けてきました。『感謝・謙虚・社会貢献の気持ち』をモットーにこれからも成長していきたいですね」
 と、語る細田社長の社会貢献精神が思わぬ〝特効薬〟となった。

人材育成にアイデア
外国人技能実習生活用も

 日本経済を襲う人手不足は自動車整備業界も例外ではない。事実、業界の平均年齢は40歳以上だという。
「マンパワーに支えられている業界だからこそ、新たな人材の育成は必須です。しかし、自動車整備士の資格を持つ専門学校の卒業生は、大手メーカーやディーラーとの奪い合い。そんな時東京都振興公社より、インターンシップ受入れの依頼がありました。これも、〝社会貢献の一環〟として取り組みました」(細田社長)
 13年度より葛西工業高校から受入れを開始し、うち一人が翌年同社に入社。同様にして、3年連続で若い人材の採用に結実した。
 そこに頼り切ってはいけない、と細田社長はさらなる一手を打つ。政府も推進する外国人技能実習制度の活用だ。ベトナムのハノイに飛び、面談を重ねて今秋3名が入社予定だという。
 16年4月に同制度で自動車整備が職種として追加されて以降、業界初の試みとなる。
「制度の本分である技能習得と、既存社員のさらなるレベルアップに繋がることを期待しています。いずれは、帰国した実習生の就職先として、海外進出も一つの選択肢として思い描いています」(細田社長)
 老舗の同社が新しい風を取り入れ、目指すのは100年企業。中小企業が生き残るヒントはこうしたチャレンジ精神にあるのだろう。

【会社データ】
本社=東京都江戸川区臨海町4-3-1(葛西トラックターミナル内)
☎=03-3686-1261
設立=1946年5月

資本金=1300万円
従業員数=32名
事業内容=自動車の総合メンテナンス
http://www.yayoidizel.co.jp

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