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毎日新聞出版『サンデー毎日』で連載中の「会社の流儀」がWeb版で登場。中堅・中小企業の隠れた素顔や取り組みを紹介します。

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中尾鉄工所(シリーズNo.1564)

人々の生活基盤の整備に貢献する
下水処理場機械設備の国内専門メーカー



中尾 和夫 社長

 株式会社中尾鉄工所は1946年(昭和21年)の創業以来、産業機械、鋼構造物など国土軸建設から上下水道など生活の質的充実まで、人々の生活の基盤設備の向上に力を注いできた。その歩みは、わが国の上下水道発展の歴史に添って成長してきたといえる。
 本格的に下水道が整備されるようになった戦後、産業が急速に発展して都市への人口の集中が進んでからのこと。さらに、1970年の下水道法の改正により、下水道は町の中を清潔にするだけでなく、公共用水域の水質保全という重要な役割を担うようになった。
 同社は下水処理場施設に不可欠な「自動除塵機」や「沈砂掻寄機」等の製造を専門として、その地位を早々に確立。「除塵機」とは読んで字の如し、下水道管を通して流れて来るゴミを取り除く機械のこと。長年の経験を生かし、設備の設計・製造から据付調整、既存設備の改良・部品交換・メンテナンスまで一貫して行っている。


「当社の要となるのが技術力です。ベテラン社員の経験と培われた高い技術、そして他社にはない独自のノウハウで、より一層の顧客満足を追求します」
 と話す中尾和夫社長
 下水道設備関係はたとえ大手装置メーカーへの販売であっても、最終顧客先が官公庁であるため景気に左右されにくく、同社も創業から黒字経営を保ってきた。ただ、「好調な今だからこそ次の時代の一手を考えておかなければ」と力説する。この先の時代どうなるかは誰にもわからない。
「1950年代に広島市に下水機器第一号機を大手装置メーカー指導のもと納入してから現在に至るまで、ひたすらに社会奉仕の精神で下水道事業に携わってきました。今後も変わらぬ想いで事業を推進しつつ、20年後や30年後に花が開くような新事業の種蒔きもしていきたい
 4年前に父・兄に続き、3代目代表に就任した中尾社長。厳しい言葉で叱咤激励を飛ばす一方で、社員を家族のように想う「情」の男でもある。

社員を第一に考えた経営で
100年企業を目指す

「時には下水池に入って作業せざるを得ないようなキツイ仕事もありますが、社員たちは文句を言わずに頑張ってくれており、頭が下がる思いです」
 そんな環境でも離職者がほとんど出ないのは、中尾社長の感謝の気持ちが十二分に伝わっている証といえる。もちろん、社員のスキルアップを奨励し、各種資格取得に関わる費用を会社が負担してくれることなども定着率の高さにつながっているのだろう。
 今後とも高品質の物づくりのため「開発」分野に力を入れていきたいという中尾社長。座右の銘「自彊息まず」(自ら進んで努力しその努力を怠らない)を胸に、創業時の精神を忘れず、100年企業を目指して一歩一歩着実に進んでいく。

【会社データ】
本社=広島県広島市南区出島1―34―56
☎️=082―253―2181
資本金=2000万円
従業員数=95名
売上高=22億8000万円
事業内容=上下水機械の設計・開発・製造及び据付工事
http://www.nakaoiw.co.jp

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