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会社の流儀BLOG

毎日新聞出版『サンデー毎日』で連載中の「会社の流儀」がWeb版で登場。中堅・中小企業の隠れた素顔や取り組みを紹介します。

サノボテクノロジー(シリーズNo.1272)

世界シェアトップクラスの割卵機メーカー
専門機械のパイオニアが卵の新たな価値を創る


海保 房喜 社長

 
デンマークに本社を置くサノボテクノロジーは、1950年代から〝卵一筋
で割卵機をはじめ洗卵機、液卵殺菌機、選別機などの鶏卵加工機械の専門メーカーとして、世界14ヵ国の現地法人とその他25ヵ国の代理店で形成するネットワーク体制を構築。グローバルな事業展開で、この分野の世界シェアトップクラスを誇る企業だ。


 その日本法人、サノボテクノロジー株式会社海保房喜社長)は、1998年、日本国内における販売体制確立のため、有限会社サノボエンジニアリングジャパンとして設立。昨年10月に株式会社化して現社名となった。
 同社の割卵機の国内設置台数は200台を超え、そのシェアは約70%を占める。海外の生産拠点と顧客の機器とをインターネットで接続し、いつでも状態をモニターできるシステムや、全国に配置した高い技術を持つベテラン技術者による地域密着の対応など、サポート体制も充実しており、業績は順調に推移している。
 海保社長はサノボテクノロジー本社のスカウトを受けて2014年10月同社社長に就任した。
「前職のテトラパックでの食品・液体関係、そしてエコラボでの洗浄・衛生を扱った経験と実績がサノボの求める要件と一致したこと。以前3年間、本社のあるデンマークに船でわずか30分の隣国であるスウェーデンに住んだことがあり、私自身が北欧の人達の生活習慣をよく理解していたことが、彼等には親近感につながり、私がデンマークやサノボの事をよく知る人物だと映ったのだろう」(海保社長)。

〝卵〞の無限の可能性で
国内市場の発展に貢献

 日本の卵生産量は年間250万㌧で世界4~5位、消費量は1人当たり329個で世界3位とその市場規模は大きい。しかし、卵の生産現場のほとんどが小規模経営で自動化が進まず、採卵や選別、出荷も手作業に任せている。国の保護の下、競争性がなく設備投資しなくても維持できてきたのも一因だ。そして今、人手不足と高齢化、後継者不在が深刻な問題で、生産者数は年々減少している。
「今後、必然的に事業の集約化、自動化が進む中で、ニッチな産業ではあるが50年以上の実績を持つサノボ製品の役割は大きくなる」
 と海保社長はいう。
 一方、消費の現場では、「卵がこれだけ消費されているにもかかわらず日本市場は20年、30年前と変わっていない」(海保社長)
 卵の生食文化の無い欧米では早くから加工食材として卵の利用が進んでいる。パック詰めの液卵が普通にスーパーに並んでいる。加糖したものや粉が混ぜられていて、そのままフライパンで焼けばパンケーキができるものなど種類も多い。日本では見られない光景だ。
「日本人に卵は身近な存在、まだまだ色々な可能性を秘めている。卵専門の機械メーカーとして日本に新たな価値を提供していきたい」
 と海保社長は語る。

【会社データ】
本社=東京都港区芝1―9―6
☎=03―6809―3700
設立=1998年4月

資本金=1000万円
事業内容=鶏卵の加工・包装・殺菌・接種等の機器販売、及びサービス
http://www.sanovogroup.com

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