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会社の流儀BLOG

毎日新聞出版『サンデー毎日』で連載中の「会社の流儀」がWeb版で登場。中堅・中小企業の隠れた素顔や取り組みを紹介します。

鷺斫り(シリーズNo.1219)

斫り・解体業・廃棄物リサイクルで厚い信頼
規律正しい仕事ぶりは地元でも評判

鷺 弘海 社長


 毎朝6時半からのミーティングを欠かさず、終業時の反省会も励行する。そんな規律正しい斫り業者が、震災からの復興を頑張る福島県いわき市にある。1972年10月の創業、今年43周年を迎えた有限会社鷺斫り鷺弘海社長)だ。


 昨年4月、父親を継いで2代目社長に就いた鷺弘海社長は70年4月生まれの45歳。仕事に対する誠実さは現会長の父親譲りだ。
「先代が築き上げた信用という土台を受け継ぎ、今後とも斫り・解体業という分野できめ細かな分別解体を行い、建設廃棄物リサイクルを推進することで環境保全・資源活用に貢献し、地域の皆様のお役にたてる会社であり続けたい」
 と、鷺社長は意欲を語る。
 同社が行う分別解体は、「建物を建てる順序の逆をたどる」という丁寧なもの。リサイクル可能な廃材を選り分けながら解体していくことでリサイクル率は高まる。コンクリート、アスファルト、木屑などは99%リサイクル可能だという。
 解体作業には、騒音・振動・粉塵は付き物だが、礼儀正しい同社の作業員は近隣への配慮を怠らず、仕事終わりには、現場監督、顧客への挨拶を欠かさず励行。その規律は自衛隊並みだ。
 3・11の震災の折には全壊の被害に遭った自宅の処理を差し置いて、消防団や自衛隊が入れる道を作るために、自社の重機を駆り出して瓦礫の撤去に奔走したという。何より地域のためになることが最優先なのだ。

建設廃材リサイクルから
一般家庭ごみ再利用施設も

 一方、同社が使用するダンプ・重機類はすべて自社所有。43年の期間で1台1台買い足してきたものだ。
 こうした設備を大切に扱う精神は、同社の廃材リサイクルの取り組みにも通じる。2ヵ所保有するリサイクルプラントでは、がれき類・木屑・繊維屑・紙屑等を選別・粉砕処理。より品質の良いリサイクル製品を生産するとともに、再利用できない廃棄物は自社所有の最終処分場に埋め立てる。
 近年では、建設残土にセメントを混合した再生土の生産にも携わり、仮設住宅用の田畑跡地など、軟弱地盤の改良にも役立てている。
 一方、社員を「宝物」だという鷺社長は高齢社員の雇用維持の構想を持つ。
「先代の時代から身体を酷使して働いてくれている従業員には、身体が弱っても働ける場を提供するために、一般家庭ごみの再利用施設も構想しています。そこでは障害者雇用も視野に入れ、僅かながらも地域の雇用維持に貢献していきたい」
 と、鷺社長は語る。

【会社データ】
本社=福島県いわき市小浜町中ノ作129―2
☎=0246―63―5173
創業=1972年10月

資本金=300万円
従業員数=44名
事業内容=斫り・解体工事業、産業廃棄物処分業
http://www.sagihatsuri.co.jp

拍手[1回]

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コメント
1.無題 NONAMEさん (2016/09/01 01:21)

何十年ぶりに顔をブログで見ました。社長になっていた事にも驚きました。弘海社長頑張って下さい。応援してます。

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