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会社の流儀BLOG

毎日新聞出版『サンデー毎日』で連載中の「会社の流儀」がWeb版で登場。中堅・中小企業の隠れた素顔や取り組みを紹介します。

秩父ケミカル(シリーズNo.1409)

需要が高まる「雨水」対策のエキスパート
「雨水貯留浸透施設」の独自製品でシェア拡大


吉田 寿人 社長

 都市部の建設現場において、今や必須ともいえる雨水対策。私たちの安心・安全な暮らしを地下で支え、洪水など都市型災害の抑制に貢献しているのが「雨水貯留浸透施設」だ。

「都市開発によって地表は次々と建物や舗装で覆われ、従来は地中に浸透していたはずの雨水が側溝や下水管を経由して一気に河川に流れ込むなど、洪水を引き起こす要因になっています」
 と話すのは、日本農業資材㈱の子会社として創業した秩父ケミカル株式会社吉田寿人社長。雨水対策のエキスパートとして同社に参画し、1990年に親会社から独立して設立した同社を牽引してきた。

「雨水貯留浸透施設」にいち早く着目し、業界のパイオニアとして地位を確立してきた同社。主力製品の浸透トレンチ型プラスチック製雨水貯留浸透施設「ニュートレンチくん」、プラスチック製雨水貯留槽「プラダムくん」を開発・販売し、堅実に業容を拡大してきた。
 ニッチな市場を開拓し、同社の成長の原動力となった「ニュートレンチくん」。地中に列状に配置し、雨水配水管としても機能する。
 一方、大きな潜在ニーズを捉えて同社の売上を支える「プラダムくん」は、その名の通りプラスチック製のダム。貯留された雨水は少しずつ地中に浸透、排水される仕組みだ。
 いずれもプラスチック製のため、安価で簡便に設置可能。住居や公共施設の敷地や駐車場、学校のグラウンドなど、全国各地で採用されている。小規模から大規模な施設まで幅広く対応可能なのが同社の強みだ。

雨水のことなら
全て任せられる

 2014年には「水循環基本法」が制定され、「雨水」の循環と活用はますます重要視されるようになった。そのため、多くの自治体で、建築・開発行為の際に「雨水貯留浸透施設」の設置が求められているが、 各行政ごとに必要とされる対策量が違う上に浸透量の計算方法も異なるなど、 その複雑さは設計担当者にとって大きな負担となっている。
 また、雨水利用を目的として開発された「プラスプール」も災害時に役立つ製品として期待されている。
「長年にわたり雨水に携わり、各行政と協議を重ねて得た雨水貯留浸透施設の設置計画に関する豊富なノウハウを有していることが強みです」(吉田社長)
 雨水を知り尽くし、施設の図面作成、雨水流出抑制計算、書類作成など細やかなサービスを提供してくれる同社の存在は、設計担当者にとって非常に心強い。
 国内だけでなく韓国や台湾でも同社製品が採用され、インドネシアでは独立行政法人国際協力機構(JICA)の事業として採択された。新興国のインフラ整備における課題解決に大きく貢献している。 
「技術や専門知識が無くても、環境保全や雨水に興味がある人材を採用したい」
 と、吉田社長は社員採用にも力を入れる。

【会社データ】
本社=東京都千代田区外神田5-2-3
☎=03-3832-1617
設立=1990年4月

資本金=1000万円
従業員数=10名
売上高=9億2900万円
事業内容=雨水対策の建築資材販売
http://www.titibu.co.jp

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